kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2011年07月14日

驚きの急展開、News Corpが英衛星テレビBSkyB買収断念

芸能人やスポーツ選手、政治家ばかりか、犯罪被害者やテロ被害者、軍人までもターゲットに不法な取材を行っていたNOTWを廃刊にしたNews Corpは、その後、グループの別の新聞(それも超名門The Sunday Timesという笑えない展開)でも類似の不法行為がありそうだということがばれ、またThe Sunがゴードン・ブラウン前首相の息子さんが遺伝性疾患にかかっていることをすっぱ抜いたときにどうやってネタを手に入れたのかなどでもすったもんだがあって、実に目まぐるしいというか、これまでのこのphone-hacking scandal調査報道の、ガーディアンがどんなに食い下がっても肝心のところまでは食い込んでいかないというはかどらなさを思うと、「なるほど、人間にとっての1年は犬にとっては7年ですね」という気分になるほどだ。

それでも水曜日の急展開は本当に急だった。まずは:


そして:




BSkyB (British Sky Broadcasting) は英国の衛星放送。ルパート・マードックのNews Corpはここを子会社にしようとあれこれ手を尽くしていた。独占禁止法とかを乗り越え、LibDem所属のビジネス大臣(経済産業大臣的なポスト)の反対も撃破し、保守党のメディア大臣からのゴーサインにほくそえんだのはほんの少し前、今年3月のことだ。

そこに、このスキャンダル。ルパート・マードックの野望はもろくも崩れ去った。はーっはっはっはっは。

News Corp withdraws bid for BSkyB
http://www.bbc.co.uk/news/business-14142307

先週まで(電話の盗み聞きが明らかになって、NOTWのいくつかの大口広告主が広告を引き上げ、在郷軍人会がNOTWと絶縁すると明らかにした段階でも)、これが崩れると思ってた人はそんなにいなかったんじゃないかと思う。記憶している限り、「これで何も変えられなかったら、労働党は本当に望みなし(だからがんばれ)」といった声は上がっていたけれど、「これで変わる!」という声はなかったと思う。(ただし私一人の観測範囲などものすごく狭い。)

水曜日の英国会は、「放送事業を任せられる企業体質ではない」としてNews InternationalのBSkyB買収に待ったをかける(というかノーをつきつける)決議。熱い討論の末、最終的には異論なく The ayes have it. ただし保守党の席は概ねお通夜ムード。労働党の平議員の席で前首相ゴードン・ブラウンがしたスピーチは、ダンプカーみたいにパワフルだった。

……とまあ、目まぐるしい。

そこにもってきて、「インドのムンバイで爆発、死傷者多数」なんていうのが重なったもんだから、もうね。
http://twilog.org/nofrills/date-110713

あと、ガーディアンのデータ部がおもしろいことやってる。木曜日、NOTWの廃刊がジェイムズ・マードックによって告知された日から月曜日までの4日間、Twitterで話題がどうとりあげられたかをたどるflash.

真ん中の円の中の画像は人々のツイートで言及されている固有名詞、左のカラムがそのときの出来事、右のカラムの上段がそのとき最もたくさんRTされたツイート(メディア、ジャーナリストから、報道の独占状態に懸念を表明してきた芸能人、一般の人、さらには「ルパート・マードックPR」というジョーク・アカウントまで)、下段は言及頻度の高い語。


※画像はクリックで原寸。

これ見ると、真ん中の円の画像のところで「大手広告主」があったりして、確かに在郷軍人会の宣言以後、広告主が引き上げるという動きがあったなあ、遠い記憶……でもまだ1週間なのよ。

で、上のほうの私のツイート(はてぶからのフィード)にあるように、WSJが「News Corpが英国の新聞を手放すのでは」と書いているのだが、WSJ自体がNews Corp傘下である。ただしマードックが買うまでこの新聞を所有していた人たちはああいう汚い取材手法のことを知っていればWSJを売らなかったと述べているとか。

ちなみにNews Corp傘下の英国の新聞は、The Times, The Sunday Timesと、The Sun(とNews of the World)。The Times/The Sunday Timesは最近、ウェブ版を全面有料化したばかりだ。

水曜日のガーディアン、ライヴ・ブログ:
http://www.guardian.co.uk/media/blog/2011/jul/13/phone-hacking-scandal-live-coverage

それとこれも気になるよね。

News International accused of dealings with 'rogue' intelligence agents
Wednesday 13 July 2011 16.38 BST
http://www.guardian.co.uk/media/2011/jul/13/news-international-rogue-intelligence-agents

#目まぐるしすぎてフォローできてないのだけど、これ、警察とかにも影響する話で、NOTW側と金銭の授受があったとかいろいろ、とにかく汚い事件。

※この記事は

2011年07月14日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼