kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2010年12月18日

【20日目】Wikileaks米外交文書大公開〜「スーダン」、「リベリア(チャールズ・テイラー)」、「キューバ」など #WL_JP

本日のガーディアン。ウィキリークスおよびウィキリークスによる暴露文書関連であまり大きな扱いになっているものはない。(トップニュースは天気……英国とアイルランドは大雪。)



左上で最も大きな扱いになっているのが、スーダンのバシール大統領が英国の銀行に巨額の資産を置いているとの報告(「スイスの銀行」だったら、ガーディアンでトップニュースの扱いにはならなかっただろう)。

個人的には、「独裁者の隠し資産」よりむしろ、「自由の国」が「欧州は人権人権とうるさい」と言っていることのほうが重要だと思う。


その記事、ガーディアンではスーダンのバシールの記事の下においているが。(記事&見出しの記述が、最新のニュースと、過去の外交公電をマッシュアップした感じになっているので、かなりわかりづらい。)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/17/wikileaks-european-human-rights-standards
US officials regard European human rights standards as an "irritant", secret cables show, and have strongly objected to the safeguards ...

In a confidential cable from the US embassy in Strasbourg, US consul general Vincent Carver criticised the Council of Europe, the most authoritative human-rights body for European countries, for its stance against extraditions to America, as well as secret renditions and prisons used to hold terrorist suspects. ...

まあ、これとても、米国政府はウォーターボーディングを「拷問ではない」と言い張るような連中なのだから、まったくnothing newではある。しかし昨日だったかな、EUのアシュトンが「EUはほどほどにしとかなと、アメリカ様の寵愛を失いますよ」的なことを言っていて、重ね合わせれば味わい深いことは味わい深い。

そのほかは、ジュリアン・アサンジ個人に対する刑事的手続の件。それはWLの今回のリークそのものとは別に扱いたいし、別に扱うべきだと思う。

右側カラムにいって、「リベリアのチャールズ・テイラー」、「キューバのフィデル・カストロ(とキューバの反体制派)」と続き、その下に「イスラエルにお金を寄付したスピルバーグは、アラブ連盟加盟国で映画を禁止された」とかいう話。これが、米国の外交官はそのように書いているが、その事実があったのかどうかが怪しい、という例の一つ。

というか、前も書いたと思うけど、今回明らかにされたものについての「事実」は「米国の外交官がそう書いている」ということだけで、書かれている内容が「事実」なのかどうかは別途検証されねばならないことだ。(私がここで、本気でそう考えて「インテル・ミランのキャッチフレーズは『インテル、入ってる?』だよ」と書いたところで、それは、「事実」としては、私が何か勘違いしているということしか語らない。そういうことだ。)

この何年かの間、中東から北アフリカを転々としているというアメリカ人が、スピルバーグの問題の映画(ミュンヘン)をモロッコで見た、と書いている。Twitterから(下のほうから読んでください)。



というわけで、「アラブ連盟はスピルバーグを上映禁止」云々というこれ、書いた外交官が嘘情報を流そうとしてやっていたのではなく、本気でそう思って書いていたのだとすれば、「サダム・フセインのWMD」という珍説を生じさせたのはロナルド・ラムズフェルドとディック・チェイニーによる都合の良い情報の取捨選択ではなく、元々の情報が間違っていたからだ、という米国政府の見解もなるほどな、ということになる。

それから、ジリアンのtweetに入っているのだが、キューバでマイケル・ムーアの映画Sickoが上映禁止になったとかいうデマも、米国務省は流していたらしい。でも正直、個人的には「だから何?」なのだが。

今回リークされた文書は、トップ・シークレットは含んでいない。一兵卒でもアクセス可能な程度の「機密」で、メディアの解説記事ではなくオンラインにアップされている「文書そのもの」を見ればわかるが、10年で解除される程度の機密指定だったり、あるいはそもそも「機密」の指定がついていなかったりといろいろだ。例えば、パット・フィヌケン事件のインクワイアリについて、MI5トップが駐ダブリン米国大使に告げた内容のメモは2005年のものだが、2015年には機密指定を解除されることになっていた。そのころにフィヌケン事件インクワイアリの結論が出ているかどうかは微妙だが。^^; (そのクラスの「機密」だということをスルーして/に気づかず、ああだこうだとトンデモな憶測を垂れ流している妄想力豊かな人がやはりけっこういるらしいが、それはあの人たちにとっては一種のお約束なので、外部に過剰に侵食してこなければどうでもいい。)

しかしそのレベルの「機密」の書類でも、これだけの「米国務省自身が流しているデマ」が出てくる。そのことは非常に有益な情報なのだが、単に物量と、そして周辺のニュース(アサンジがどうのこうのとか、米国がアサンジを訴える手筈を整えているとかどうとか)で、それが見えなくなってしまっている。



「スーダンのバシールの資産が英国の銀行に」云々、当の銀行が明確な否定のステートメント。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/world-news/bank-denies-wikileaks-sudan-claim-15033306.html
A part-nationalised British bank has said there is "no evidence" to back claims exposed in leaked US diplomatic cables that Sudan's president may have stolen £5.8 billion from his country and deposited it in London.

※この記事は

2010年12月18日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:55 | TrackBack(0) | Wikileaks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼