kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年06月08日

欧州議会選挙、開票中。英メディア、Twitter活用中。

英国では木曜日に投票が行なわれた欧州議会議員選挙、日曜日に欧州全域での投票が完了し、現在開票作業が行なわれています。BBCではウェブでLiveで開票速報を流しています。

LIVE - European election results
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8085850.stm

起き抜けにアクセスしたら、サンダーランドでEnglandのNorth East(議席3)の開票結果がアナウンスされるところでした。結果は前回と同じ、Labourがトップで二位がConservatives、三位がLibDemsで(ここまで議席獲得)、次がUKIP(得票の伸びがすごい)、BNP(うげ)、Greens(ほとんど伸びていない)という順番だったと思います。

サンダーランドで結果がアナウンスされているときのキャプチャ:
twitter-bbc.png

で、この画面の右側に、開票速報に関するリンク集があります。次の文字列のところ。
Comment: Have your say
Photos: Email yourpics@bbc.co.uk
Video: Upload your video
Twitter: HYS on Twitter
We're following #eu09
And #eu-elect


これの下3つがTwitterへのリンクです。

"HYS on Twitter" は、BBCのHave Your Say(一般の人たちのご意見投稿コーナー)のアカウントへのリンクです。これはHave Your Sayの更新情報 (RSS) を拾って配信しているのではなく、中の人がいます。Have Your Sayの内容を要約して投稿したり、Twitterのこのアカウント宛てに送られた一般の人たちのコメントをHYSに投稿したりしているようです。
http://twitter.com/BBC_HaveYourSay

"#eu09" と "#eu-elect" は、Twitterのハッシュタグのページへのリンク。
http://search.twitter.com/search?q=%23eu09
http://search.twitter.com/search?q=%23eu-elect

"#eu09" のキャプチャ。一般のTwitterユーザーが、ハッシュタグをつけて、テレビで言ってる内容などを投稿したものが一覧できます。(下記キャプチャ画像では、英語、ポルトガル語、フランス語が確認できます。もちろん、イタリア語、スペイン語、ギリシャ語などほかの言語の投稿もたくさんあります。)
twitter-eu09.png

それからガーディアンでは、記者さんたちがそれぞれTwitterで伝えている内容が、一覧できるようになっています(ScribbleLiveを利用)。ヘンリー・マクドナルドが参加しているので、アイルランドの結果についてもわかります。
http://www.guardian.co.uk/politics/2009/jun/04/local-european-election-results-twitter

同様に、ScribbleLiveを利用してのUKの政党のTweetのまとめ。
http://www.guardian.co.uk/politics/2009/jun/05/local-european-election-results-parties-twitter

今ざーっと見たところ、Greens, Conservatives, LibDemsとUKIPのナイジェルという人のTweetがあります。Labourはないのかな。あとConservativesのこのアバターはGreensと紛らわしいです(色が)。

で、UKのメディアと政治系ブロガーの数人をフォローしている私のTwitterのタイムラインは、ガーディアンのScribbleLive利用のページよりもすごい状態になっています。(^^;)

北アイルランドは開票が月曜日なので(その理由は私は知りませんが)まだしばらく結果は出ませんが、出口調査ではSFがトップにくるだろうという話。ユニオニストの投票率が低かったようです。ユニオニストの中の話としては、DUPへの支持が下がり続けていて、UUPはもうとっくに終了していて、DUPを離脱した超強硬派(<北アイルランド紛争の文脈で)への支持が高まっているとの報道。(EUに関してはたぶんUKIPと同じスタンスだと思います。)

BBC Liveから。BBCの技術スタッフががんばったやたらとかっこいいタッチスクリーン。(このキャスターの人がフロアを縦横に動きながらタッチスクリーンで説明するのだけど、テンション高くてかなり暑苦しい。)
eu09-bbcstudio.png

結果を発表する画面のキャプチャ(いくつかある画面のひとつ)。

Eastern England:
eu09-eastern.png

「変化を好まないイギリス人」というステレオタイプはここらへんから出ているのではないかとステレオタイプで思ってしまうほどに非常に「保守」的な地域で、昨今の滅茶苦茶な政治情勢にあっても、トップ3党(保守党、UKIP、LibDems)の得票率がそろってプラマイ・ゼロ。(笑)労働党だけひとり負けで-6パーセント。ははははは。

Yorkshire and the Humber:
eu09-yorks.png

ええ、最悪のお知らせですよ。まだ先がありそうだから(うげ)あとで改めてエントリにしますが、BNPが欧州議会に議席を獲得しましたよ。しかも当選した人物は単にBNPじゃない。70年代NF活動家で、後にBNPを作るティンドールと袂を分かってNFを率いたガチのネオナチ(ヒトラー崇拝)。

選挙区としては、ここも保守党はプラマイ・ゼロ。労働党とLibDemsが減らして、UKIPとBNPと、次の画面にまたがってしまっているのでキャプチャはできていませんがGreensが得票を増やしている。なんという教科書どおり。

定数6で、内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 労働党
3位当選 UKIP
4位当選 LibDems
5位当選 保守党
6位当選 BNP

Wales:
eu09-wales.png

「BNPショック」の数分後に結果が来ました。しびれた頭で聞いたのでげらげらと笑うしかなかったんですけど、ウェールズで保守党がトップって。(笑)しかも労働党の「-12%」って何ごとかと。(笑)

定数4で、内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 労働党
3位当選 ウェールズ民族党
4位当選 UKIP

全体の政党別得票率まとめ@暑苦しいキャスターさん:
eu09-parties.png

これさー、UKIPとBNPを足すと、保守党(保守党が第一党であることには何の驚きもないけど)を軽く超えるよね。イギリスってちょう反EU/Euro-sceptical、ってことになる。LibDemsが全然ダメダメなのも、LibDemsがpro-EUだからという面もあるとかないとかいう話もありました。

今、BBCのスタジオでは、ガーディアンのポリー・トインビーがその話をしているんですが、この人の声は聞き取りづらいので(個人的な耳の問題ですが)、3時間以上も聞きっぱなしの今はもう集中力がなくてあんまりよく把握できません。

London:
eu09-london.png

結果だけ見れば前回と同じ。Green Partyが得票を伸ばしたことがBBCでは重視されていましたが、同時にUKIPが減っているなど、いかにも「都会」っぽい感じ。BNPについては次の画面に出ていたんですが、どういう数値だったのか見落としました。

定数8で、内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 労働党
3位当選 LibDems (自由民主党)
4位当選 Greens (緑の党)
5位当選 UKIP
6位当選 労働党
7位当選 保守党
8位当選 保守党

あ、今スタジオで、識者コメントで「(極右について)英国の選挙で最もヨーロッパ的な選挙になった the most European election」という気の利いた一言が。

East Midlands:
eu09-eastmid.png

UKIPがすごい落ち込んでいるのは、前回2005年のUKIPの得票の高さが異状だったから(著名人であるロバート・キルロイ・シルクの選挙区だった。彼はその後UKIPから離れて独自の政党を立ち上げたが、現在は政治から遠ざかっている)。

定数5で、内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 労働党
3位当選 UKIP
4位当選 保守党
5位当選 LibDems

South West:
eu09-southwest.png

MEP選挙は国政選挙とは違うんですが、それでも政権与党が1ページ目の一番下という光景はレア。

定数6で、内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 UKIP
3位当選 LibDems
4位当選 保守党
5位当選 UKIP
6位当選 保守党

……労働党はこの選挙区で持っていた1議席を失いました。いくらSouth West(元々労働党の地域ではない)であっても、あまりにひどい結果。

South East:
eu09-southeast.png

South Westと同じ。政権与党が第5位という珍景。あと、選挙管理委員長が当選者を読み上げる前に各党・候補の得票数を読み上げた際、BNPのときに会場から "Fascists! Fascists!" という野次が。

ここは最も大きな選挙区で、定数10。内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 UKIP
3位当選 保守党
4位当選 LibDems
5位当選 Greens
6位当選 保守党
7位当選 UKIP
8位当選 保守党
9位当選 労働党
10位当選 LibDems

ここも労働党がいないんじゃないかとドキドキしちゃいました。人数が多いので、先に読み上げられた票数のことを忘れてしまっていたし。

この選挙区の当選者のスピーチがちょっとおかしかった――1位の人がスピーチしたところがBBCで流されたのはふつうなんだけど、この保守党の人(Daniel Hannanという名前)、かなりユニーク。YouTubeでウケているらしい。それと、2位当選のNigel FarageがUKIPの党首なので、1位のダニエル・ハナンに続いてスピーチしていました。ふたりとも、ものすごい典型的なポピュリストって感じで、漫才コンビでも組んだらいいんじゃないかと思っていたら、あとで(次の選挙区の結果が出るまでの時間帯に)二人そろって出てきた。右(青)が保守党、左(紫に黄色に£マーク)がUKIPです。

eu09-southeast2.png

West Midlands:
eu09-westmid.png

もう疲れてきた。定数6。内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 UKIP
3位当選 労働党
4位当選 保守党
5位当選 LibDems
6位当選 UKIP

労働党が1議席失い、UKIPが1議席増しました。

さて、今日ここで結果がわかる選挙区はあとひとつ、North Westだけで、ここが一番怖い。BNP党首がいる。。。そろそろ来る感じ@午前10:00(日本時間)。

……最悪の結果。orz キャプチャとってる余裕ありませんでした。血の気が引いて。

当選者発表の前に行なわれる各政党獲得票数読み上げで、政党名がアルファベット順なのでBNPが最初なのですが、BNPの得票数(約132,000票)が読み上げられた瞬間、BNPから歓声が上がって、ニック・グリフィンが高々とVサインを掲げました。

その後にどんでん返しがあって、GreensがBNPより多いとかいう展開になる可能性を期待したんだけど、それはなかった。

North West:
ここはマンチェスターとかリヴァプールから北、湖水地方を経由してスコットランドとのボーダーまでの一帯です。イングランドの中でも最も不況が深刻な地域を含むエリアで、BNPの重点地域です。

定数8。内訳は(手元のメモから):
1位当選 保守党
2位当選 労働党 ←明らかにマンチェスターとリヴァプールですね
3位当選 UKIP
4位当選 LibDems
5位当選 保守党
6位当選 労働党
7位当選 保守党
8位当選 BNP (党首のニック・グリフィン)

この結果については、全体的な投票率、投票数などを見てみないとなんともいえないのですが、BNPに対する投票数自体は前回(2005年)より少なくなっているとのこと。それでこの結果なので、全体的な投票率の低下が大きな要因なのだろうと思います。

シャレになってない。

BBC Liveはこのあと少しスタジオで「BNPが2議席」ということについてのゲストとコメンテイターのコメントがあり(みなそれぞれ、かなりきつい言葉を使っていました。BNP支持者はどうせまた「偏向メディアがどうたらこうたら」と思うだけだろうけれども)、最後に全体のデータを画面に示して(イングランドでの結果と、欧州全体の結果と):
eu09-all.png

※Othersの3議席は、PC(ウェールズ民族党)の1(現有議席)と、BNPの2です。BNPの件がなければ「労働党がついに第三党に」ということが一番大きかったかもしれないけど、そんなのどうでもいいや。

そしてマンチェスターからの中継だと思うんですが、この映像で終わりました。日本時間で午前10:30ごろ。

eu09-manchester.png

この場所(壇上)に来るまで、ニック・グリフィンは高々とVサインを掲げていました。

BNPについてはあとでまた、もう少しデータを見てから書きたいと思います。

※この記事は

2009年06月08日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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