kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年02月22日

「その男、神出鬼没」……て、オイ。

a nice cup of teaリーマンショック以降、ほんとに経済がガタガタになってしまったアイルランド共和国だが、ほんの少し前までは「ケルトの虎 Celtic tiger」と呼ばれる好況にわいていた。欧州で同じ英語の国であるUKに比べて法人税が安かったことや、開発の余地がたくさんあったことなど、好況の要因はいろいろある。そんなことはともあれ、そういうわけで、アイルランドには「外国」からの労働力が大量に流入。中でも多かったのがポーランド人だそうだ。

そんななか、「ポーランド人の男」がアイルランド警察の手配の網をくぐりぬけ、アイルランド共和国各地で交通違反を重ねていた。スピード違反に違法駐車……ひとつひとつは大して重大ではないにせよ、神出鬼没状態でところかまわず、これはあまりに目に余る。しかも警察が現場を押さえた場合でも、その男は毎回違う住所を告げる。

というわけで、その男、Prawo Jazdyはいつまで経っても捕まらなかった。

というか、そもそも捕まるはずがなかったのだ。だってそれ、人間じゃないもの。

"Prawo Jazdy is actually the Polish for driving licence and not the first and surname on the licence," read a letter from June 2007 from an officer working within the Garda's traffic division.

"Having noticed this, I decided to check and see how many times officers have made this mistake.

"It is quite embarrassing to see that the system has created Prawo Jazdy as a person with over 50 identities."
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7899171.stm


つまり、アイルランド警察が「この男」として手配していたPrawo Jazdyというのは人名ではなく、ポーランド語で「運転免許証」という意味のフレーズだ。これに気付いたアイルランド警察交通部門の警官は、幾度この間違いが重ねられたかを調査し、50人以上が「Prawo Jazdy」という名前の人物だとされていたことを突き止めて、アホかと思った、という。

在アイルランドのポーランド人コミュニティでは「運転免許証」さんはカルトヒーロー化しているそうだ。

The mystery of Ireland's worst driver
Page last updated at 11:45 GMT, Thursday, 19 February 2009
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7899171.stm

というわけで、いろんな意味でツボるoddly enoughニュースだが(ほら、アイルランド人のステレオタイプとかね)、「公用語」の文章でやらかしたウェールズの自治体当局(下記)と、「外国語」の非常に単純な一般名詞でやらかしたアイルランド共和国の警察と、頭の中で渾然一体となってじわじわくる。しかもアイルランド島の北東の片隅ではやれアイルランド語だのやれスコッツ・ゲーリックだのという話が「政治問題」として語られている。

2008年11月01日 「公用語」だからって「母語」じゃないという言語をめぐる悲喜劇
http://nofrills.seesaa.net/article/108902892.html

教訓:
辞書は大切。
http://www.poltran.com/
http://www.dict.pl/dict_iso
http://www.ectaco.co.uk/English-Polish-Dictionary/
http://www.lingvosoft.com/English-Polish-Dictionary
http://www.freelang.net/online/polish.php



なんか、レプラコーンについて調べてみたら名前をつけてくれるサイトがあったのでnofrillsを投げてみた。これからは「小さなキャベツの葉」とお呼びいただいてもかまわない。(確かに、小さいキャベツの葉はフリルがないかもしれない。結球するずーっと前の段階のもの。)




Your Leprechaun Name Is: Little Cabbageleaf



Top of the mornin' to ya, Patty!

※この記事は

2009年02月22日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼