kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年01月19日

【ガザ攻撃】希望はここにあるのか――ゴードン・ブラウン英首相が「人道上の危機」を前提に、「封鎖解除」の必要性を語った。

エジプトでの会議(エジプトのムバラク大統領とフランスのサルコジ大統領が主催、ドイツのメルケル首相、スペインのサパテロ首相、トルコのギュル大統領といった人たちが出席)に向かう途中で、ゴードン・ブラウン英首相が、今回のガザ攻撃はあまりに多くの死者を出していると述べ、ガザ地区を取り巻くあの境界線の検問所を開放し、人道支援ワーカーが自由に動けるようにすべきと述べた、と18日のガーディアン(オブザーヴァー)が記事にしている。

Gaza conflict has cost too many lives, says Brown
Nicholas Watt in Sharm el-Sheikh
guardian.co.uk, Sunday 18 January 2009 12.45 GMT
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jan/18/gaza-israel-ceasefire-gordon-brown

ブラウンの発言の部分だけ抜粋:
"We are yet to discover the full scale of the appalling suffering," Brown said on an early morning flight to the Egyptian Red Sea resort of Sharm el-Sheikh. "But what is already clear is that too many innocent civilians, including hundreds of children, have been killed during the military offensive."

「このぞっとするような苦難の全体像はまだ見えない段階であるが、既に判明しているのは、数百人の子供を含むあまりに多くの罪のない一般市民が、軍事攻撃の期間中に殺されたということだ」


"Israel must allow full access to humanitarian workers and to relief supplies," he said. "We must also end Gaza's economic isolation by reopening the crossings that link it to the outside world."

「イスラエルは人道支援ワーカーと支援物資への全面的アクセス(自由なアクセス)を許可しなければならない。また、わたしたちはガザとその外の世界をつないでいる検問所を再度開放することによって、ガザの経済的孤立を終わらせねばならない」


むろんこれは「きれいごと」などではない。記事の後半に詳しいが、英国はUNのガザでの活動に対する資金的支援を£30m増額し、ガザ地区への武器輸送をブロックするための支援として紅海にいる英海軍にシナイ半島のあたりをパトロールさせる、といったプランが提示されていることが書かれている。

いずれにせよ、ブラウンの主張は、「人道上の危機」の存在が前提とされ、「経済封鎖」が解除されねばならないという主張である。

本当は、これが英国首脳の口から出てくるのはもっと早くあってほしかった。なぜなら、英国は「対話による紛争解決」を(その実態がどのようなものであれ)主導しているのだから。にもかかわらず、ゴードン・ブラウンが重い腰を上げるまでに、「死者数1,100」とか、「国連学校への攻撃」とか「UNRWAへの攻撃」といったものが必要だったという事実に、私はどこでもドアを入手してベルファストへ急行し、北アイルランド自治政府のファースト・ミニスターと副ファースト・ミニスター(すなわち、1984年にイスラエルでAK47を構えていたピーター・ロビンソンと、1978年から82年までIRAのChief of Staffだったマーティン・マクギネス)に「この情勢をどうご覧になりますか」と突撃インタビューをしたい気分になる。

それでも、ゴードン・ブラウンがこう言明したことはかなり大きいのではないかと思う。英国は、12月28日にフランスとかEUとかが「即時停止を要求する」と言っていた一方で、(首相ではなく)外務大臣が"*supports* an urgent ceasefire and immediate halt to all violence" と言うに留まっていたし、そればかりか、あらゆる意味で単なるお飾りに過ぎない「中東和平特使」のトニー・ブレアは、1月6日に「there was a "basis" for an immediate ceasefire if the supply of arms into Gaza from Egypt was halted (エジプトからガザへの武器供給が止まれば、即時停戦の「基礎」はある) 」などとほざいていたのだ。それと比べれば、ブラウンの今回の発言はずっと踏み込んだ内容で、何よりも、(キャラハン首相の発言をThe Sunが大幅に要約して脚色した言葉ではあるが、「キャラハン首相の考え」として有名になってしまった)"Crisis? What crisis?" めいたことを言っていたイスラエルに対する明確な「No」である。
While Israel says that its war in Gaza is "unavoidable", it also argues there is no humanitarian crisis and it is allowing in sufficient aid.

―― Homeless and terrified, 15,000 seek refuge in UN schools, by Rory McCarthy in Jerusalem, The Guardian, Wednesday 7 January 2009
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jan/07/un-schools-gaza-palestine-israel
当ブログでの言及



※この記事は

2009年01月19日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼