kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年01月09日

アイルランド成分が足りない。

最近あまりにもアイルランド成分が足りない。しかも風邪で本気で具合が悪いのでアイルランド成分を注入することにする。


* a CC photo by FredArmitage on flickr

……違う、今注入すべきはこれじゃない。

イーグルトンの「アイルランド三部作」の三冊目、『学者と反逆者/19世紀アイルランド』の日本語訳:
http://www.shohakusha.com/detail.php?id=a9784775401446
目次
第1章 植民地知識人
第2章 ある知識人階級の肖像
第3章 碩学と社会
第4章 陰気な学問
第5章 青年アイルランド派その他
訳者解説/原注/人名索引/事項索引


4775401440学者と反逆者―19世紀アイルランド (松柏社叢書―言語科学の冒険)
Terry Eagleton 大橋 洋一 梶原 克教
松柏社 2008-11

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先日、この本の第一章だけ書店で読んできた。本文は例によって「怒涛の展開」で、固有名詞が全然わからないのだが(イーグルトンは「有名ではない人」を通じてアイルランドを描くという取り組みを三部作で行なった)、むちゃくちゃおもしろい。エドマンド・バークはそうなのよそれそれ、ということも書かれていた。巻末の訳者解説も非常に勉強になった。買おうと思ったのだが、価格が3,700円近く、買えるほどの金銭的ゆとりが……。(^^;)

そんなわけで、脳内積読にしてある。この本、19世紀の「英国」について興味のある人にもかなりおもしろいと思います。

で、この本についてネットを見ていたら、同じ松柏社さんで、なんだろうこのおもしろそうな本は……

『映画でわかるイギリス文化入門』
http://www.shohakusha.com/detail.php?id=a9784775401385
目 次
イギリス文化を知るための15のトピック
音楽・階級・教育・国民性・ジェンダー/セクシュアリティ・宗教・食・地域性・帝国主義/戦争・犯罪・ファッション・文学・民族/人種・ユーモア・歴史遺産

イギリス文化を知るための30の映画
・『戦場にかける橋』(1957)
・『007』(1962〜)
・『アラビアのロレンス』(1962)
・『大脱走』(1963)
・『ハード・デイズ・ナイト』(1964)
・『マイ・フェア・レディ』(1964)
・『モンティ・パイソン』(1969〜74)
・『小さな恋のメロディ』(1971)
・『アナザー・カントリー』(1984)
・『インドへの道』(1984)
・『マイ・ビューティフル・ランドレット』(1985)
・『眺めのいい部屋』(1986)
・『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989)
・『フォー・ウェディング』(1994)
・『トレインスポッティング』(1996)
・『秘密と嘘』(1996)
・『マイケル・コリンズ』(1996)
・『恋におちたシェイクスピア』(1998)
・『リトル・ダンサー』(2000)
・『ゴスフォード・パーク』(2001)
・『ハリー・ポッター』(2001〜)
・『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001, 2004)
・『ロード・オブ・ザ・リング』(2001〜2003)
・『ベッカムに恋して』(2002)
・『ネバーランド』(2004)
・『オリバー・ツイスト』(2005)
・『プライドと偏見』(2005)
・『Vフォー・ヴェンデッタ』(2006)
・『麦の穂をゆらす風』(2006)
・『ミス・ポター』(2007)

イギリス英語ひとくちメモ
イギリス文化史年表
あとがき

『麦の穂』があるというだけでじーんとくる「英国」映画リストだ。今年書いた本だったら『Hunger』も入ってただろうか(Hungerは、監督のロンドンのアフロ・カリビアンというエスニシティと、彼の芸術家としてのバックグラウンドと、脚本のエンダ・ウォルシュのバックグラウンドと、映画の題材と……と考えると非常に重層的な映画だ)。

amazonのレビューを見ると、ひょっとして松柏社さんの大学の教科書系のシリーズかなあとも思うけど、とりあえず次に脳内積読する本はこれ。
4775401386映画でわかるイギリス文化入門
板倉 厳一郎
松柏社 2008-06

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さて、ほんとに積読になってる本を読まなきゃ……
"Literature, Partition and the Nation-State: Culture and Conflict in Ireland, Israel and Palestine"

アイルランド出身の著者、Joe Clearyさんの米コロンビア大大学院での博士論文が元になった書籍。指導教官はエドワード・サイード。

0521657326Literature, Partition and the Nation-State: Culture and Conflict in Ireland, Israel and Palestine (Cultural Margins, 10)
Joe Cleary
Cambridge University Press 2002-02

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※「なか見検索」あり。

版元(ケンブリッジ大出版局)のページ:
http://www.cambridge.org/catalogue/catalogue.asp?isbn=0521651506
The history of partition in the twentieth century is one steeped in controversy and violence. Literature, Partition and the Nation State offers an extended study of the social and cultural legacies of state division in Ireland and Palestine, two regions where the trauma of partition continues to shape political events to this day. Focusing on the period since the 1960s, when the original partition settlements in each region were challenged by Irish and Palestinian nationalists, Joe Cleary’s book contains individual chapters on nationalism and self-determination; on the construction of national literatures in the wake of state division; and on influential Irish, Israeli and Palestinian writers, film-makers and public intellectuals. Cleary’s book is a radical and enthralling intervention into contemporary scholarship from a range of disciplines on nations and nationalism. It will be of interest to scholars in Cultural and Post-Colonial Studies, Nations and Nationalism, Irish Literature, Middle East Studies and Modern History.


※この記事は

2009年01月09日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼