kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2009年01月03日

【ガザ攻撃】1月3日記事クリップと、ラムゼイ・クラークの呼びかけ

攻撃開始から1週間、英国のメディアのトップページの様子もある意味「落ち着いて」きました。BBCは昨晩(日本時間)はトップニュースはスリランカでした(LTTEの拠点を政府軍が押さえたという内容の記事。戦士が各地に拡散して作戦展開するかもしれない)。

ただ、これはおそらく「嵐の前の静けさ」ではないかと思います。まずタイムズから。

The Times:


※横幅が大きすぎてこのブログに入らなかったのですが、the Times global editionのキャプチャ。
http://kwout.com/quote/ngztehrw

BBC News:


ガーディアン:


以上、タイムズとBBCとガーディアンは、画像内のリンクをクリックすると記事が読めます。

AFP BB:



ガザ地区の外国人は退避させられたと伝えられています。例えば、タイムズにはソ連に留学していたパレスチナ人と結婚したロシア人女性とその子供がガザ地区を離れたとの記事が掲載されています。夫であり父親である男性は、イスラエルによって、出国許可を拒まれているそうです (denied permission to leave by Israel)。仮にも「パレスチナ自治区」であるはずの場所ですが、判断するのはイスラエルです。これはこの、「紛争」と呼ばれているものの本質の一部です。「どっちもどっち」といえるだけの対称性などありはしません。

そのうちに2004年11月のファルージャと同様に「民間人などそこにはいない」という宣伝がなされ(るかもしれず)、その理由付けとしてカーティス・ルメイ流の「それを支えている者は、それと同じである」ということが語られる(かもしれない)でしょう。

ロバート・フィスクが、今のハマスと1970年代から80年代のIRAを、今のイスラエル政府と1970年代から80年代の英国政府を並べて、「英空軍は、アイルランド人に教訓を教えてやるために、教会やタンクローリーや警察署を爆撃し、300人の民間人を殺しただろうか。そんなことはしていない。そんなことをしたら、世界はそれを犯罪行為だとみなしただろうからだ。私たちは、自らがIRAのレベルにまで下がることを欲していなかったのだ」と書いていましたが、「北アイルランド紛争」が最もひどかったころの「IRAのマニュアル」ことthe Green Book Iから。
Tactics are dictated by the existing conditions. Here again the logic is quite simple. ... In September 1969 the existing conditions dictated that the Brits were not to be shot, but after the Falls curfew all Brits were to the people acceptable targets. The existing conditions had been changed.

戦術は、既にある条件によって決定される。ここでもまた論理は単純明快である。……1969年9月、そのときの条件では、英国人を撃つべきではないという判断だったが、フォールズ・ロード外出禁止令後は、すべての英国人が標的として許容されるものとなった。条件が変わったのだ。


アフガニスタン、パキスタンなどで米国の規定した「敵性戦闘員 enemy combatant」は、ジュネーヴ条約で規定されるprisoner of warは、一定範囲で保護されねばならないから、そのカテゴリーに入らないように「彼ら」をカテゴライズする勝手な試みでした。このときに、「条件が変わった」という口実がありました。(つまり、「相手はある国家の正規軍ではない」という。)

今回のガザ攻撃ではすでに「民間人の被害」が大きく報道され、非難されています。それに対し、イスラエル側は「ハマスのロケットはイスラエルの民間人に向けられている」という事実(それは「事実」であり、非難されるべきことです。IRAのボムと同様に。つまり、IRAのボムがあるからといって、アイルランド共和国のボーダー隣接エリアを大規模に爆撃することが正当化されないのと同様に――ま、事実としては、英軍、特にSASによる越境攻撃は何度かあったのですが)を大きく提示しています。「あっちが民間人を攻撃しているので、こっちも」という話なのでしょうか。見苦しいことこの上ない。

しかし、民間人を「戦闘地域」から退避させずに地上戦に突入すれば、そのような見苦しい言い訳すら使えなくなります。

この次、地上戦になったときにどういう理由付けがなされることになるか、私は本気で恐ろしくてなりません。

しかしそのときに「条件が変わった」と彼らが言い出しても「そうですか」と納得しちゃわないようにしておくことは、絶対的に、必要なことだと思っています。



ラムゼイ・クラーク (Ramsey Clark) の「インターナショナル・アクション・センター」が、ガザ地区に対するイスラエルの武力行使の即時停止を求める請願を始めているとのこと。宛先は米大統領(現職、次期)、米国務長官(現職、次期)、米副大統領(現職、次期)、米連邦議会の主導的議員(議長とか)、国連事務総長、国連総会議長、国連安保理理事国、国連加盟国、イスラエル大統領・首相・閣僚・野党党首など。
http://www.iacenter.org/gazapetition/

請願文の日本語訳と、署名の具体的ハウツーは、ブログ「sometimes a little hope」さんをご参照ください。もちろん、英語のままでいける方は上記iacenter.orgのURLで英文で読めます。「クラークの文は自分にはちょっと強烈すぎる」と感じられる方は、請願文は自分で書くこともできます。
http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/2009/01/post-d856.html

※この記事は

2009年01月03日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:00 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼