kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年12月29日

【ガザ空爆】英外相、「暴力の即時停止を『支持する』」。

この件についてのエントリは
「2008年12月ガザ攻撃」のタグ
一覧できます。


大新聞にあれだけボコボコに書かれ、国民からも「もう外務省イラネ」って言われてたらさすがにこのままではいられないと判断するだろうと思っていたら案の定、ミリバンドが出てきた。(いや、実際には私がそう思うとか思わないとか関係ないんですけど。)

David Miliband's statement on Israel's attacks on the Gaza Strip
Sunday 28 December 2008 15.11 GMT
http://www.guardian.co.uk/world/2008/dec/28/gaza-attacks-david-miliband-statement
The UK supports an urgent ceasefire and immediate halt to all violence. The unanimous UN security council press statement overnight, and the EU's statement yesterday, rightly argue for this position.

さすがデイヴィッド・ミリバンド、空気読んで何か言うのはうまい。しかしなぜ "support" なのだ、urge, call forなどではなく。(なお、EU上級代表でコソボ紛争時のNATO事務総長のハビエ・ソラーナはcall forと言っている。)Supportは「他人様(ここではEU)の言っていることを私も支持します」ということで、自分が主体的にそれを要求するというときには使わない。

……という疑問は、上に引用した部分のすぐ後で説明される。
The prime minister has spoken to Prime Minister Olmert of Israel. As we made clear yesterday, Israel must abide by its humanitarian obligations. The UK supports the prompt and sufficient delivery of food, fuel and medicine into the Gaza Strip.

つまり、ゴードン・ブラウンはエフード・オルメルトと話をしていて、「イスラエルはその人道的義務を果たさなければならない」ということで、英国は充分な食料、燃料と医薬品をガザ地区に急送することを支持する、と。

食料や燃料や医薬品を運んだって、頭の上をF16が飛んでていつミサイルが撃ち込まれるかわからない状態が続いていたら意味がない。そもそもガザ地区は電気も水もまともに使えない状態なのだが(ガザ市から、「ガザ市内は昨日から停電し、水道も1日に数時間しか来ていない」という話が伝わってきている)、それを元通りに回復したら、イスラエルのその高邁な「人道的義務」とやらは果たせるのか、という。F16を飛ばせたままで。あるいは地上軍を投入しても。

ミリバンドの声明は、このあと、「アラブ各国の外相と話をして」云々という、内容的には「報告」の記述で、最後は「2009年には二国家樹立を実現すべく一致協力していかねばならない」。

2009年ではなく、2008年12月29日、30日、31日にどうするか、というのが今最も緊急性を要することではないのか。

しかしこのミリバンド声明がパラフレーズされると、こんなふうになる。
Foreign Secretary David Miliband has called for an urgent ceasefire after Israeli airstrikes left hundreds dead.

Mr Miliband said a recent rise in rocket attacks against Israel and the "massive loss of life" from the Israeli bombings made it a "dangerous moment".

※上記の記述が記事更新で書き直されて下記のようになった。

The UK government has urged an "immediate halt" to violence in Gaza.

...

Foreign Secretary David Miliband has called for an urgent ceasefire in Gaza after Israeli airstrikes left hundreds dead.

He said a recent rise in rocket attacks against Israel and the "massive loss of life" from the Israeli bombings made it a "dangerous moment".

http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7802078.stm

call forはしてないでしょう。urgeもしてないでしょう。supportしているだけで。

BBCともあろうものが、何やってんだ。(←これはほんとに率直に、指が自然にタイプしていた言葉なのだけど、ただのレトリックで真意は別かも。)

BBCのこの記事は、ロンドンのイスラエル大使館で抗議行動があってかなり混乱していることを伝えている。警察が出て、少なくとも10人が逮捕されたそうだ。

デモはStop the War Coalitionがオーガナイズしたもので、ジョージ・ギャロウェイやトニー・ベンといった人たちがスピーチを行なった。

集会後にギャロウェイは、「今日のデモへの支持は大変に大きなものだった。ユダヤ教のラビの姿もあった」と語り、「私たちはアパルトヘイト時代の南アを扱ったように、イスラエルを扱って然るべきだ」と述べた。(さすがすぎる。)

この記事には英政界の反応も記載されているのでそれを抜粋。
Conservative leader David Cameron called the violence "horrific" and said both sides must show "restraint".

Liberal Democrat foreign affairs spokesman Ed Davey described the strikes as "disproportionate" and "unacceptable".

保守党は、労働党と本質的に同じことを言っているだけ。LibDemははっきりと「受け入れられない」と述べている。



このブログでは主に「英国の反応」を扱うことになります。ガザ地区からの一時情報、各種アクションについての情報は、下記の各サイトさんをご参照ください。

http://0000000000.net/p-navi/info/news/200812280126.htm
http://0000000000.net/p-navi/info/

ガザ空爆情報2
http://palestine-heiwa.org/news/200812290247.htm

想像を絶する大量の死と破壊 サファ・ジューデー (EIの記事の翻訳)
http://palestine-heiwa.org/news/200812290045.htm
イスラエルの首相、エフード・オルメルトは、私たちガザ市民は敵ではない、標的はハマースとイスラーム聖戦だと言った。いったいどういうつもりなのか。私たちを怒らせてショック状態から抜け出させてやろうというのか? 怒りや報復の感情をなだめようというのか? 私たちをからかおうというのか? 学校から帰る途中の、今は死者・負傷者となった大勢の子供たちが、ハマースの武装メンバーだというのか? 最初の空爆から 30分ほどたったころ、帰宅中の3人の女の子が、通りの少し手前にある警備隊司令本部の前を通りかかった。その時、司令本部にミサイルが撃ち込まれた。少女たちの体はバラバラに引きちぎられ、通りの端から端まで飛び散った。

空爆されたすべての場所で、大勢の人が死体の間を歩き、自分の家族を見つけてはこのうえないショックに襲われている。通りにも死体が、腕が、脚が散らばっている。靴をはいている足、はいていない足。ガザ市全域が恐怖とパニックと混乱に包まれている。携帯電話はつながらない。病院と死体安置所は満杯状態で、いまだ通りに横たわったままの遺体もあり……

……

今日の空爆で200人を超える人が死んだ。つまり、200以上の葬儀が行なわれるということだ。今日、葬儀が行なわれたのはわずかで、たぶん、大半が明日になるだろう。昨日、この家族たちはみな、食べ物と暖房と電気の心配で頭がいっぱいだった。でも、と私は思う。この人たちも(実際には私たち全員が)、こんなことが起こるのを絶対に阻止できていたというのなら、この数か月間、私たちが必死に求めつづけてきた本当に基本的な生活物資の供給をハマースがやめたとしても、喜んで受け入れていたはずだ。……


ガザ空爆情報
http://palestine-heiwa.org/news/200812280329.htm

29日、大阪で抗議集会の予定。
http://palestine-forum.org/doc/2008/12/29-action.html
日時:12月29日(月)午後3時〜
場所:駐大阪・神戸アメリカ総領事館前+JR大阪駅前


「平和と繁栄の回廊」構想の日本政府からの反応については、私は英語サイトを見るので手一杯でフォローできていませんが、何か捕捉した方はコメント欄に投げていってください。お願いします。

今の一曲:
"Fight War, Not Wars", CRASS
http://uk.youtube.com/watch?v=jce4-CXTXzA


The Feeding of the 5000The Feeding of the 5000
Crass

曲名リスト
1. Asylum
2. Do They Owe Us a Living?
3. End Result
4. They've Got a Bomb
5. Punk Is Dead
6. Reject of Society
7. General Bacardi
8. Banned from the Roxy
9. G's Song
10. Fight War, Not Wars
11. Women
12. Securicor
13. Sucks
14. You Pay
15. Angels
16. What a Shame
17. So What
18. Well?...Do They?

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by G-Tools

※この記事は

2008年12月29日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 05:00 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼