kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年12月11日

2008年のFoot in Mouth Awardは...これはないだろう。

※この「賞」についての過去記事はこちら

さあ、今年もこの季節がやってまいりました! 毎年恒例、「わけわからん大賞」こと、Plain Engish Campaign (PEC) のFoot in Mouth Awardの発表です。

全然冴えない栄えある今年の受賞者は……ドラムロール……
http://www.plainenglish.co.uk/news.htm#awards
The Plain English Awards 2008 have now been announced. The press release showing the award winners is available as a PDF document (50 KB).


PDFかよ! あー、もうめんどくさい。英語をシンプルにするのもいいけど、サイトの閲覧をシンプルにしてくれないかな。(→ WindowsとLinuxをお使いのみなさん、動作の軽いFoxit Readerを使いましょう。)

……PDFのDL中……完了。

さて、栄えある受賞者は……


今年は(たぶん特別に)「特別功労賞 lifetime achievement award」として……

(ドラムロール)



アメリカ合衆国第43代大統領……。

……一気に興味が失せるんですけど。

……。

2003年のラム爺とか、2005年の労働党の政治家とかは、「批評」になってたと思う。

でもさ、2006年のナオミ・キャンベル(ただの無知)とか、このGWB(ディスレクシア)とか、個人攻撃以外の何にもなってないと思うよ。それに、GWBはもうとっくにレイムダック、何を今さら。授賞するなら2003年とか2004年にやっとけ、という。

っていうか、2008年なら断然、サラ・ペイリンでしょ。Sarah Palin Fictional Quote Generator なんてのもできたくらいだし。
http://palinquotes.sillycloud.com/

データベースからランダムに生成された「サラ・ペイリン」のコメント:
As Senator McCain is suggesting here also who are hell bent have provided me a lot of perspective on the world.

As Senator McCain is suggesting here also also bipartisan effort trying to get people to understand what he's been talking about. ←ジェリー・アダムズかよ。(笑)

He's also known as the maverick, who's more apt to be talking about solutions the road that America may find itself on.

What I think Americans at the end of the day are going to be able to go back and look at that is what America needs today the road that America may find itself on.

It's Alaska building new relationships those terrorists who would seek to destroy America and our allies. ←これはひどい。ぶわはははは


渡辺千賀さんが、日本語にするには「フィネガンズ・ウェイクばりにがんばって」ようやく何とかしたと書いておられるが、元からそれっぽいことを言ってるだけでイミフメイなもので楽しいジェネレータにしたら、そりゃジョイスがうんざりして国を出てくくらいのものにはなる。(と、サラ・ペイリンのコメント風に、意味のわからないことを書いてみました。)

ともあれ、PECの「わけわからん大賞」ね。

「特別功労賞」のGWBの発言録:
"I know what I believe. I will continue to articulate what I believe and what I believe - I believe what I believe is right." (Rome, July 22, 2001)

確かにこれは強烈だった。でも『ブッシュ妄言録』とかで見てるし。

以下、2004年のものなどいくつかの発言が紹介されているけれど、「だから何」としか思わない。

次。Golden Bull Awards 2008(変なお役所言葉部門)。

一番すごいのはロンドン警察のこれだ。
"Seasonal forecasts indicate how slowly-varying large-scale climate influences make particular seasonal conditions more likely than others. Random, unpredictable factors ('chaos') also partly determine year-two-year variations, and these will sometimes override large-scale influences. Such uncertainty makes a probabilistic format, as used here, advisable for seasonal forecasts."

要するに「よくわかりません」と言うだけにこの語数。「ここで使われているような不確定だがありうるというフォーマットが推奨される」って、推奨するな

でもなんか、GWBですっかり興味を失ったので、ほかのはもういいや(笑)。

新聞報道:
テレグラフ(サッチャーがPlain Englishに貢献したと言われたのがとてもうれしいみたい)
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/3692256/Met-Office-and-George-Bush-shamed-for-baffling-English.html

デイリー・ヘイト・メイル(同上)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1093235/Arch-mangler-President-Bush-straight-talking-Thatcher-awarded-contribution-English-language.html

ヘラルド(スコットランドの新聞)
http://www.theherald.co.uk/news/other/display.var.2473947.0.
Scottish_Life_letter_is_far_from_plain_English.php


……Google Newsで見たところ、英メディアはこのくらいらしい。BBCもガーディアンもインディもタイムズもなし。それぞれのサイトで探せば記事あるかもしれないけど、めんどくさいからもういいや。

それより、テレグラフのコメント欄にもあったのだけど、こっちのほうが話題としては興味深いや。

Councils ban use of Latin terms
Page last updated at 14:57 GMT, Monday, 3 November 2008
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7705922.stm
A number of local councils in Britain have banned their staff from using Latin words, because they say they might confuse people.

Several local authorities have ruled that phrases like "vice versa", "pro rata", and even "via" should not be used, in speech or in writing.

But the ban has prompted anger among some Latin scholars.

...

Other local councils have banned "QED" and "ad hoc", while other typical Latin terms include "bona fide", "ad lib" and "quid pro quo".

But the move has been welcomed by the Plain English Campaign which says some officials only use Latin to make themselves feel important.

A Campaign spokesman said the ban might stop people confusing the Latin abbreviation e.g. with the word "egg".

いや、ラテン語の学者さんじゃなくてもこれは頭に来ると思いますけど、こういうのを「歓迎」するのはPECのスタンスとしてありだと思うけど、e.g.がeggと紛らわしい、って、GWBばりのこと言ってんじゃねぇよという。コンテクスト(文脈)ってのは何のためにあるんだ。

Metのような、読んでも読んでもわからない文章を(「あげつらう」のではなく)より簡潔で内容がはっきり伝わる文章に改善しなければならない、というスタンスには賛成するが、PECは「“難しい”言葉や言い回しは、公的文書からなくしましょう」みたいなふうに進んでいるようで、極めて残念だ。

そればかりか、GWBをFoot in Mouthに選ぶというセンスのなさ。言語運用能力があるのにあえてややこしくしている場合(e.g. ラム爺)についてツッコミを入れる運動だと思っていたが、どうやらそうじゃなくて、単に軸がないようだ。

来年からはもうフォローしないかも。

※この記事は

2008年12月11日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼