kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年07月24日

保守党党首いわく、「スーパーで買い物してたら自転車を盗まれました」

27日追記:
盗まれた自転車が持ち主のデイヴィッド・キャメロンのもとに戻ったそうです。詳細は本エントリのコメント欄および下記AFP BB記事をご参照のほど。


以下、元々の投稿です。


July 24, 2008
David Cameron has his bike stolen outside Tesco's
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/crime/article4390444.ece

'Hacked off' Cameron has his bike stolen
http://www.guardian.co.uk/politics/2008/jul/24/davidcameron.ukcrime

「私はグリーンなので国会にも自転車で通勤しますよ」で有名な保守党党首で、ロンドン西部在住のデイヴィッド・キャメロンさんが、23日、自宅近くの大型スーパーマーケットで買い物中、店舗の外にとめておいた自転車を、鍵ごと盗まれていたことがわかった。

キャメロンさん愛用の自転車は5年前に購入されたもの。犯行が行なわれたのは23日の午後6時半すぎだと考えられている。当日、キャメロンさんはノッティング・ヒルのテスコに夕食の買い物のため立ち寄り、自転車は車止め(ボラード)にチェーン錠で止めてあったという。

キャメロンさんはロンドン市警察にオンラインで盗難届けを提出しているが、記者らに対し、「テスコでサラダを買っていた隙にやられました。もしどなたか、見かけた方がいらしたら、私はあの自転車を取り戻したいのでよろしくお願いします。自分にとってはかけがえのない自転車なのです」と語った。

ガーディアンによると、保守党関係者はキャメロンさんはたいへんにヘコんでいると語っている。

……♪泥棒にやられて、自転車ぱくられちまった

ガーディアン記事の結びがいい。
Asked if there was CCTV in the area, he said: "That's not something we would discuss on the theft of a bike."

何この、過剰反応は。(笑) 防犯カメラがあれば犯人が持ち去る瞬間が撮影されてたかもしれない、というだけのことなのに「自転車の盗難事件で防犯カメラの話を持ち出すのはどうか」みたいな反応。

あと、終わりから3パラグラフ上のところ:
A shop worker told the paper: "He was embarrassed and a bit annoyed. He was going round talking to people asking them if they had seen it - most people didn't recognise him."

うわはははは。店員が同新聞(文脈より、イヴニング・スタンダード)に語ったところによると、キャメロンは「参ったなこれは、それに恥ずかしいなという感じ」で、「その近辺にいた人たちに自転車を見なかったかと声をかけていたが、ほとんどの人はそれが誰なのか気付かなかった」。

しかも、「あれはキャメロンだ」と気付いた通行人は激写した写真を新聞社に渡している。
http://www.thisislondon.co.uk/news/article-23520358-details/Caught+on+camera%3A+The+moment+a+gang+of+teenagers+nicked+David+Cameron%27s+beloved+bike/article.do

確かに、この身なりでは「一般の人」と思われるだろうし、「自転車盗まれたんですか、お気の毒に。ダメもとで盗難届けを出してはいかがですか」くらいの反応しか戻ってこないかもしれない。事件現場はポートベロ・ロードだそうで、キャメロンが自転車をつないだボラードは丈の短いもの(たぶん成人の脚の長さくらいのあれだろう)だったから、自転車を鍵のついたまま持ち上げれば抜き取れるし、実際に犯人(少年たち)がそういうふうに持ち去ったという目撃情報らしきものもスタンダードの記事にはある。

あと、通り沿いのベッティング・オフィスの客がキャメロンだということに気付いて、記念写真いいっすかと頼んだら、「今はよしてくれ」と答えたとか、愛車盗難でほんとにヘコんでいるらしい。こういうときは、「ああ、もっとちゃんと止めていれば」とかいうことをぐるぐる考えるだろうから、写真を断ったのも無理もない。

まあ、確かに自転車には愛着もあっただろうし、気の毒だとは思いますが、キャメロンは「あれを失ったら終わり」という財政事情でもないので。

ともあれ、ロンドンでは自転車はたとえ1分でもそこらへんに止めておくとパクられるものなので、ご注意を。



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なお、たいへん珍しいことに、地域の人の協力があって、自転車は無事にキャメロンのもとに戻ったそうです。コメント欄参照。

※この記事は

2008年07月24日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:30 | Comment(5) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども。去年の夏、息子のバイクがやられました。我が家は、ロックこそされていないが一応ゲイトのあるこじんまりしたコミュニティの一番奥に位置していて、息子のバイクは自宅の玄関脇にある、頭上のバルコニーを支えている金属のポールにチェーンロックで結わえ付けてあったんです。D管に比べるとチェーンロックは壊しやすい、とは言え、なにしろ自宅前なので油断してました。

その数週間後、同じコミュニティの中の別の家(複数のバチェラーがハウスシェアしていた)のガレージが夜中にこじ開けられ、中に止めてあった(我が家のぼろバイクとは大違いの)1台数百ポンド(すごく高いと持ち主が言っていたので1000ポンド近いかも)のバイク2台が盗まれ、それから数ヶ月後、またまた同じコミュニティの2軒となりの家の前からバイクが盗まれました。

というわけで、ロンドンでバイクを駐車してその場を離れる際は通常2つ以上のロックを施し(時にはバイクよりロックの方が値が張ります)、高価なバイクはタイヤの片方か両方を外して持って行くのが常識と言われています。また、購入とともに保険に加入するのも常識だそうなので(うちは入っていなかった)、たぶん、キャメロンもじきに代替品を手に入れることができると思います。

ところで、現場となったテスコは、5年前までは我が家から一番近いスーパーだったのでしょちゅう行ってました(テスコメトロなので小さいです)。当時もキャメロンはいたのかしらん。いてもわからなかったろうけど。デーモン・アルバーンとかジェイド・ジャガーとかはわかりました。
Posted by 在英のチコ at 2008年07月25日 05:08
正直、キャメロンってそこまで世間知らずなのだろうかとショックをうけました。ホワイトホールみたいにそこらじゅうに警官がいるような場所ならまだわかるんですが、一般の街で自転車をボラードに止めつけただけでその場を離れるなんて、たとえ1分でも安心できるわけがないですよね。この件でキャメロンが失ったのは愛車だけじゃなく、「この人なら」という期待感も。(そんなものがもともとあったのかどうかも疑わしいのですが。「あの人よりましかもしれない」はあるにせよ。)

自転車の扱いですが、私のフラットメイトは自転車は家の中に持ちこんでいて、外に駐輪するときはサドルを外してました。たぶんタイヤも外してたんじゃないかな。お金のない学生の非常に古い自転車でもそれだけ気を使う(というか、お金がないからこそ気を使う)。キャメロンはそういうことを経験として知らないのか、それとも「これまでは(たまたま)大丈夫だった」のかもしれないし、帰りがけにノッティングヒルで夕飯の買い物をしたのが今回初めてだったのかもしれない。

保険はなんにでもつけますよね。日本から留学する人でも美術系とか音楽・音響系、コンピューター系などで「転売しやすく、簡単にある程度の金(子供のお小遣い程度)になる機材」を持っている人は、保険はマストと聞いています。(本にも書いたと思うけど。)

また、泥棒は、高いか安いかではなくて(それを見極める目はない場合が多い)、持ち出しやすいかどうかで見ることが多いので、身体の小さな子供でも持ち上げられる程度のものが一番盗難の危険性が高いそうです。(高そうな大画面テレビやアンティークの家具よりも、ごくありきたりの録画機材やノートパソコンに注意。)
Posted by nofrills at 2008年07月25日 09:40
ども。泥棒の話なら経験も情報も山ほどあるので、そのうち関連したエントリがあったらポストしますね。
Posted by 在英のチコ at 2008年07月25日 21:54
ども。キャメロンのバイクが戻って来たそうです。
自分の経験から言っても知人友人の経験から言っても、一度盗まれたもの(紛失したものではなくて)が戻って来たなどという話は聞いたことがないです。しかもこんなに早く。

見つけたのは近所に住む、「社会事業」として電気自転車を販売し、子どもたちが犯罪に手を染めないようにサポートしている(何をどうすればそうなるのかわかりませんが)年配のかたで、そうした活動を通じて子どもたちの信頼を勝ち取り、どこにバイクがあるか情報を得たそうです。

「子どもたちはいつでもいいことをしたいと思っとるんじゃ。要は子どもとちゃんと話すことじゃ(こんなしゃべりかたかどうかは不明)」と語る発見者はレイバー支持者だそうです。

Cameron reunited with stolen bike
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/7527403.stm
Posted by 在英のチコ at 2008年07月27日 22:31
どもです。予想外に「ちょっといい話」で一件落着ですね。

BBC記事読みました。APの記事がIHTに上がっていて、それが15秒で読める長さです。
http://www.iht.com/articles/ap/2008/07/27/europe/EU-Britain-Politicians-Bike.php

ミラーの記者が活躍したみたいですので、ミラー記事も。
http://www.mirror.co.uk/2008/07/26/we-find-and-return-conservative-leader-david-cameron-s-stolen-bicycle-115875-20672185/
返還式の模様のビデオつき。(笑)前輪は取られていたそうだけど、ヘルメットが盗まれずそのままついている。よくわかんないですね。前輪だけ売り飛ばしたとは考えづらいので(考えられなくはないけど)、窃盗犯が自分の自転車につけた、とかかなあ。

> 見つけたのは近所に住む、「社会事業」として電気自転車を販売し、子どもたちが犯罪に手を染めないようにサポートしている(何をどうすればそうなるのかわかりませんが)年配のかた

これは、子供たちが店を手伝ってるということじゃないですかね(あるいは、子供たちに手伝わせることが目的で店をやっている、というか)。放課後にふらふらするのではなく、おじさんの店を手伝う、ということだけでも、若年層の犯罪を減らす効果はかなり大きいと思います。

ちなみにパクられた自転車のお値段は£300(安くはないけど、そんなに高い自転車ではないですね)だそうです。で、ミラーの記事で可笑しいのは:

1. 「見つかりましたよ」と連絡したそのおじさんはこの地域で頻繁にキャメロンを見かけており、以前、キャメロンが一通を逆走しているのを注意したことがある(こらこら)

2. キャメロンは「自転車泥棒に対しシャーリア法を適用すべき」とか言ってた(冗談だとのことですが。日本語では「シャーリア法」というより「ハンムラビ法典」かも)

3. 盗難直後、通行人が携帯で動画を撮影、ミラーに渡していた(これはさすがにかわいそうなんだけど、露天商が片付けをしている向こうに、Tシャツに短パンの保守党党首が困惑しきってうろうろ歩き回っている光景は、かなりシュール)
http://www.mirror.co.uk/news/top-stories/2008/07/25/exclusive-video-cameron-calls-for-sharia-law-after-his-bike-s-nicked-115875-20670267/

で、やはりこの界隈では自転車泥棒など日常茶飯事だ、とのこと。キャメロン党首にはハッピーエンドでほんとよかったと思いますが、こんなふうに盗まれたものが持ち主に返されることはめったにないことです。(イーストエンドの露天で売られているのを見つけて買い戻した、という話なら聞いたことある。)
Posted by nofrills at 2008年07月28日 01:14

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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