kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年06月24日

finetuneの "NI Related" に入ってる曲を再生順にちょっとだけ説明するプロジェクト (2)

というわけで、finetune.comで作っている「NI Related」のプレイリストに入れた曲をちょっとだけ説明してみるひとりプロジェクトの第二弾、いってみよー。第一弾はこの1つ前にあります。エンベッドプレイヤーは、記事の下の方につけておきます。

やあみんな! ランダム再生って、プレイヤー立ち上げて最初にかかる曲でその日の運勢占いとかできそうな気がするよね! じゃあ今日の1曲目、はりきってゴー! ……

The Wolfe Tones, "The Rifles of the IRA"
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Rifles_of_the_IRA
……あー…… (^^;)

CD:
Rifles of the I.R.A.Rifles of the I.R.A.
Wolfe Tones

曲名リスト
1. Slievenamon
2. In Garran Na Bhile
3. Four Seasons
4. Row in the Town (Erin Go Brath)
5. God Save Ireland
6. Sun Is Burning
7. Big Stong Man
8. Rifles of the I.R.A.
9. Skibereen
10. Sweet Carnlough Bay
11. Ships in Full Sail
12. Sean Tracy
13. Holy Ground
14. Uncle Nobby's Steamboat

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このCDのジャケの写真は、Tim Pat Cooganの "The IRA" の表紙と同じで、この本の口絵のキャプションによると:
On the brink of the Civil War, ant-Treaty I.R.A. gunmen patrol Grafton Street, Dublin, July 1922 (Hulton Picture Library)

つまり、アングロ・アイリッシュ条約締結後に、「中途半端な条約」に反対して分派したIRAの人たち(『麦の穂をゆらす風』のデミアン・オドノヴァンのほう、テディではなく)が、ダブリン中心部のグラフトン・ストリートをこうやってライフルを持って「パトロール」している様子。

このレベル・ソング (The Rifles of the IRA) は1920年ごろのことを歌ったもので、このIRAはProvisional IRAとは完全には一致しない、旧IRAなんですけど、いずれにせよこれで運勢を占うのは避けたい……(と日和見する)。

音楽は「軽快なアイリッシュ・トラッド」という感じですが、歌詞は「1916年に英軍がダブリンを攻撃したが、1921年にはブラック&タンズはダッシュで逃げ出した、IRAのライフルから逃げ出した」、「マンスターからレンスターへ、コノートからアルスターへ、ブラック&タンズは暴虐の限りを尽くし、女を撃ち子供を撃って歩いた。しかしダッシュで逃げ出した、IRAのライフルから逃げ出した」、「奴らはケヴィン・バリーを吊るした、まだ18歳だったのに。火を放たれたコークの街、夜空を焦がすその炎、だが恐れを知らぬ我が勇者たちが手榴弾で待ち伏せ攻撃、そしてタンズはダッシュで逃げ出した、IRAのライフルから逃げ出した」といった感じです。

ブラック&タンズ(英軍の「死の部隊」)については:
http://nofrills.seesaa.net/article/27719007.html

「吊るされた」ケヴィン・バリーについては:
http://nofrills.seesaa.net/article/28150579.html


Secret Garden, "You Raise Me Up"
http://en.wikipedia.org/wiki/You_Raise_Me_Up
日本でも薄型テレビのCMで使われてるし、そのCMがスタートする前からだっけ、スケートの荒川さんが使っていた曲。カヴァー多数あるけど、これがオリジナル。ノルウェーのネオ・クラシックのデュオが歌っているが、歌詞を書いたのはアイリッシュの小説家。昨年5月の自治政府再起動のセレモニーで、Sky is the Limitというハンディキャップのある子供たちの合唱隊がこの曲を歌っていた。あとでこの子供たちと握手をするイアン・ペイズリーの、「闘士」でも「政治家」でもない、「孫に囲まれるおじいちゃん」のような様子が非常に印象に残っている。

歌詞は:
http://www.secretgarden.no/lowband/words_music/l_you_raise_me_up.html

Once in a Red MoonOnce in a Red Moon
Secret Garden

曲名リスト
1. Awakening
2. You Raise Me Up
3. Silent Wings
4. Greenwaves
5. Invitation
6. Duo
7. Belonging
8. Gates Of Dawn
9. The Promise
10. Fairytale
11. Once In A Red Moon
12. Elegie

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Black 47, "James Connolly"
http://en.wikipedia.org/wiki/Black_47
http://www.last.fm/music/Black+47/_/James+Connolly
http://www.stlyrics.com/songs/0-9/47black5150/jamesconnolly793962.html
……あー、またレベル・ソングか。今日はそういう日だな。(どういう日だよ。)

Black 47はUSのニューヨークの人たちのバンドで、バンド名の「47」は「1847」のこと、つまりいわゆる「ジャガイモ飢饉」。USのアイリッシュ・リパブリカニズムのサポーターの間でどのような空気があったのかを知るには、この人たちの楽曲は資料的にいい。音楽的にどうのというのは好みもあるのでここでは度外視。

James Connolly (ジェイムズ・コノリー) は、1916年のイースター蜂起の「首謀者」のひとりで、蜂起の「鎮圧」後すぐに銃殺刑に処せられた社会主義者。1868年(1848年の「革命」の20年後)、スコットランドのエディンバラで、アイルランド人(移民)の家に生まれ、スコットランドの政治とも深く関わり、「何語でもない」エスペラント語の運動にも関わった。Black 47の曲で「経済的独立 economic independence」とシンガーが叫んでいるが、コノリーの主張の核がそれで、コノリーの主張については、映画『麦の穂をゆらす風』で鉄道員のダンが熱く語っている場面がある。

コノリーについては、これ以上書こうとするととんでもなく時間を食うのでこのへんで。あ、歌詞の最初に出てくるthe Starry Ploughはソーシャリストのシンボルで、今も北アイルランドの小政党(「政党」というより「政治団体」かも)が使ってます。詳細は基本的なことを間違いの内容調べるだけでも時間を食いすぎるので省略。

Fire of FreedomFire of Freedom
Black 47

曲名リスト
1. Livin' in America [Fordham Road 8:00 AM]
2. Maria's Wedding
3. Rockin' the Bronx
4. Fanatic Heart
5. Funky Ceili [Birdie's Song]
6. Fire of Freedom
7. James Connolly
8. Livin' in America [Bainbridge Avenue 2:00 AM]
9. Banks of the Hudson
10. 40 Shades of Blue
11. New York, NY 10009
12. Sleep Tight in New York City/Her Dear Olf Donegal
13. Black 47
14. Livin' in America

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The Irish Tenors, "The Town I Loved So Well"
またクラシック系か。「レベルソング→クラシック系→レベル→クラシック系」って何だよこのプレイリスト(笑)。

曲は「クラシック」ではないんだけど。いろいろな人が歌っています。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Town_I_Loved_So_Well

プレイリストにThe Irish Tenorsを入れたのは、たぶんこの曲の音源はfinetuneではこれしか見つからなかったから。

歌詞は多少の語句の違いはあるけれど:
http://www.metrolyrics.com/the-town-i-loved-so-well-lyrics-dubliners.html
There was music there in the Derry air
like a language that we could all understand
I remember the day when I earned my first pay
as I played in the small pick-up band.
There I spent my youth and to tell you the truth
I was sad to leave it all behind me
for I'd learned 'bout life and I've found me a wife
in the town I loved so well.


The Irish Tenors / McNamara, McDermott, Kearns, TynanThe Irish Tenors / McNamara, McDermott, Kearns, Tynan
The Irish Tenors

曲名リスト
1. Minstrel Boy [With Overture]
2. Believe Me
3. I'll Take You Home Again, Kathleen
4. Mountains of Mourne
5. Too-Ra-Loo-Ra-Loo-Ral (That's an Irish Lullaby)
6. When You Were Sweet Sixteen
7. Will Ye Go, Lassie, Go?
8. Eileen Óg
9. Darling Girl from Clare
10. Danny Boy
11. Only Our Rivers Run Free
12. Grace
13. Town I Loved So Well
14. Old Man
15. Boolavogue
16. Galway Bay
17. When Irish Eyes Are Smiling
18. Spanish Lady
19. Love's Old Sweet Song
20. Danny Boy (Reprise)

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Therapy?, "Where Eagles Dare"
Therapy? はベルファスト出身のバンド。90年ごろにバカ売れした、ポップじゃなくてごりごりした感じの音(「グランジ」系というか「ニューメタル」というか)をやってるUKのバンドではチャート常連だった。ワタシ的には最初に聞いたとき(サード・アルバムだったはず)にover-produced by Martin Hannettな感じ(ああいう音はマーティン・ハネットじゃないけど)もあって嫌いじゃないけど好きでもないという感じだったのだけど、とにかく当時のUK音楽メディアの常連で、インタビューはけっこうよく読んだ記憶がある。「ベルファストでは中学生が角のお菓子屋にたどり着くには、警察の所持品検査 (stop and search) を受ける」とかいうのは今でも覚えている。90年ごろだから、まだ「紛争」中です。finetuneにはMisfitsトリビュートのこのアルバムしか入っていないのだが、バンド名が一般名詞でCDを探しづらいことこの上ないので、初期のアルバムをリンク。

ファースト:
BabyteethBabyteeth
Therapy?

曲名リスト
1. Meat Abstract
2. Skyward
3. Punishment Kiss
4. Animal Bones
5. Loser Cop
6. Innocent X
7. Dancin' with Manson

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セカンド:
Pleasure DeathPleasure Death
Therapy?

曲名リスト
1. Skinning Pit
2. Fantasy Bag
3. Shitkicker
4. Prison Breaker
5. D.L.C.
6. Potato Junkie

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ファースト&セカンドのコンピ(US盤):
Caucasian PsychosisCaucasian Psychosis
Therapy?

曲名リスト
1. Meat Abstract
2. Skyward
3. Punishment Kiss
4. Animal Bones
5. Loser Cop
6. Innocent X
7. Dancin' With Manson
8. Skinning Pit
9. Fantasy Bag
10. Shitkicker
11. Prison Breaker
12. D.L.C.
13. Potato Junkie

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サード:
NurseNurse
Therapy?

曲名リスト
1. Nausea
2. Teethgrinder
3. Disgracelands
4. Accelerator
5. Neck Freak
6. Perversonality
7. Gone
8. Zipless
9. Deep Sleep
10. Hypermania

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……この次がまたトラッドになっちゃって、その次がDavid Holmes(もう書いた曲)で、ごちゃごちゃすぎて疲れたので、今日はこのへんで終了。

エンベッド・プレイヤー:




もうちょっと音楽的にまとまりのあるプレイリストは
http://www.finetune.com/user/nofrills
で、NI Related以外。

一番下のが一番古くてなおかつ一番オーソドックスなロック(60年代中心、ブルーズ、ファンクの影響が強いグルーヴィーなのが多い)です。

下から二番目のはリスト名から明白な通り「PUNKでぶっ飛ばせ」で(初期パンク、ハードコアなど)やかましいの(Ministryなど)も入ってる。

下から3番目のは電子音系(Squarepusherなど)。

「POP」というリストは文字通りだけど、いわゆる「UKロック」な感じのが多い(Arctic Monkeys, Supergrassなど)。

「grindingly heavy」というリストはグラインドコア、スラッジコア、ドゥームメタルなどと呼ばれているものだけど、個人的にメタルではなくパンクなので、メタルで「マスト」というような曲はほとんどないと思います。

finetune.comは誰でも登録すればこういうプレイリストが作れて、パソコンとネット常時接続があれば「俺ラジオ」が楽しめるので、興味がおありの方はぜひ。



※このブログは暫定的にコメント欄をクローズにして更新しています。トラバはオープンです。→6月27日、コメント欄封鎖を解除。

※この記事は

2008年06月24日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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