幻聴だろうが、黒い笑いを求める声が聞こえるので(笑)、不謹慎にもひとつ。
http://mainichi.jp/select/world/news/20080312dde007030065000c.html
米人権報告書:「人権侵害国」中国を外す
【ワシントン坂東賢治】米国務省は11日、世界190カ国余の人権状況をまとめた07年版の人権報告書を公表した。独裁政権下で組織的な人権侵害が行われている国として北朝鮮やミャンマー、イラン、シリア、ジンバブエ、キューバ、ベラルーシ、エリトリア、スーダン、ウズベキスタンの10カ国が列挙されたが、昨年まで含まれていた中国はこのリストから外された。
……ただ、「中国の全体的な人権記録は依然劣悪だ」と指摘し、宗教や言論の自由の弾圧、インターネット規制の強化を指摘した。
……
毎日新聞 2008年3月12日 東京夕刊
もういっちょ。4年前、2004年3月24日の当ブログ@旧URLから。
これは笑うしか反応できない。
【投稿時から】2年近く前の記事なんですけどね,
UK angry at US rights criticism
Saturday May 18, 2002
http://www.guardian.co.uk/humanrights/story/0,7369,717785,00.html
UKがUSのhuman rights reportに抗議した,という記事なんです。
02年のUSのhuman rights reportでは,UKは「人権をあまり尊重していない」とされてたようなんです。
あーなるほどねー,ジョージ・オーウェルの予言的中の監視国家になってるしねー。
とか思ったらそうじゃなくて。
なんか,USのレポートに書いてあったのが,1970年代の状況だったらしいんですね。それを根拠に「人権をあまり尊重していない」と断言した,と。
……おいおい。
しかも笑って(はいけないのだけどついつい笑って)しまうのが,「北アイルランドでは警官が横暴だったりしてるそうじゃないか。人権が尊重されてない!」というような流れになってたということで。
アメリカ合衆国は、北アイルランドの人びと(主にナショナリスト)の人権のためのキャンペーンは、草の根レベルでも議会でも盛んだった。だから英国に対して「人びとの人権を守れ」という方向で報告書を書く、ということにもなったのだろう。(まあ、最もスゴいのは、30年前のものをそのまま出してしまうというアホっぷりなのだが。1994年の停戦はアメリカ合衆国が深く関わったうえで達成されたということも覚えてないらしい。)
で、今回、2008年人権報告書の「人権侵害国家」から「中国」が消えた背景には、毎日新聞の記事によると、「オリンピックを前にことを複雑にしたくない」とかいうことがあるらしい。今ここでオリンピックに何かあればいろいろ大変なことになるだろうしね(特に経済的に)。それと、もちろん北朝鮮に対するあれこれで、中国を頼らざるを得ない、ということもある。
それがあるから、すべてがばかばかしい。
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