10日に各メディアの報道が出揃ったところで、
9日に記事のURLだけメモった件の詳細。
シン・フェインの要人、特にジェリー・アダムズの車を運転していたロイ・マクシェイン(Roy McShane)が、英当局のスパイだったことが判明、本人はベルファストを脱出し当局の保護下にあるらしい。この「英当局」は北アイルランド警察(RUC, 現在のPSNI)ではなくMI5らしい。また、彼は「運転手」といってもただの運転手ではなく、武装ボディガードでもあったわけで、シン・フェインのトップの身の安全ということに関してはかなりセンシティヴなことを知る立場にあった。
というわけで、「シン・フェインに激震走る――浸透どこまで」とでも書きたいところだが、当のジェリー・アダムズが淡々としているので、そう書いたら「嘘」になりそうだ。
Sinn Fein President shrugs off concerns of British spies working for the party
http://www.belfasttelegraph.co.uk/breaking-news/ireland/article3418630.ece Gerry Adams has said he's not concerned about the possibility of more British spies working within party.
The Sinn Fein leader insisted today that his party is secure, despite revelations that his former driver was working under cover for intelligence services in the UK.
ジェリー・アダムズは、シン・フェイン内部でほかにも英国のスパイが活動しているのではないかという可能性について懸念はない、と述べた。運転手だった人物が英国の情報当局のスパイとして活動していたことが露見したにも関わらず、彼は、党は安全であると強調した。
ロイ・マクシェインがスパイだったことが判明し、北アイルランドを離れたという事実は、金曜日にシン・フェインが明らかにした。各報道によれば、シン・フェイン側はマクシェインの身の安全については極めて楽観的である。(
数ヵ月後に射殺体で発見されないことを祈る。)彼がいつからスパイとして活動していたのかは、記事では明らかではないが、80年代からということのように読める。
英メディアの報道は、どこもかしこも、基本的にSinn Feinに対してサポーティヴではないので(いつもと同じく)、事実の把握には、そういう「色」を排除して単に事実だけ読むことが必要になる。その前提で、最も充実した(なおかつ「煽り」が「事実」と峻別しやすい)記事はテレグラフだと思う。
Gerry Adams's chauffeur outed as informer
By Tom Peterkin, Ireland Correspondent
Last Updated: 1:14am GMT 10/02/2008
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/02/09/nspy109.xml【続きを読む】