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2008年02月05日

思わぬところから米国非難

ヨーク公ことプリンス・アンドリュー(女王の息子、皇太子の弟)がイラクをめぐって米国を非難した、という記事があちこちに出ている。

Prince Andrew rebukes US on Iraq
Last Updated: Tuesday, 5 February 2008, 10:24 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7227627.stm

Prince Andrew rebukes US over Iraq war
Matthew Weaver
Tuesday February 5, 2008
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,2252730,00.html

Prince Andrew rebukes America over Iraq
By Toby Helm, Public Policy Editor
Last Updated: 7:06am GMT 05/02/2008
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/02/05/nandrew105.xml

ヨーク公は、軍関係から退いたあと(ヨーク公は、フォークランド戦争では海軍の一員として、ヘリコプターを操縦していた)、現在は英国の通商担当特使をしている。そして特使として明日から訪米するというタイミングで、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンにインタビュー記事が掲載された。

From Prince Andrew, critical words for U.S. on Iraq
http://www.iht.com/articles/2008/02/04/america/andrew.php

ヨーク公のインタビューはめったにあるものではないとのことで、興味がおありの方はIHTの記事をぜひ。

IHTのインタビュー記事はそんなに長いものではないが、「イラク」について語っている部分はごく一部である。というか、いきなり「ヨーク公はアメリカ好きで、携帯の着信音はドラマ『24』から取られている」など、かなりどうでもいいことが書かれていたりして、「アメリカへの気遣い」の示し方として味わい深いものがある。

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posted by nofrills at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

ハミルトンがスペインで人種差別にさらされ、リオが怒る

F1については正直まったくの門外漢なのだが、さっき駅売店のスポーツ新聞の一面になっているのを見たので(どのスポーツ新聞だったかまでは見ていないが)。スポーツ新聞とはいえ、こういう情けないことが一面記事ということにちょっと愕然とした。

一面になっていたのは、英国人F1レーサーのルイス・ハミルトンが、バルセロナで観客席からものすごい嫌がらせを受けたとの件だ。ハミルトンは黒人と白人の間に生まれた「黒人」(今日明日あたりまたニュースでたっぷりと声を聞かされるであろうバラク・オバマと同様、英語でいうBlack)であり、彼は「黒人初のF1レーサー」である。
http://en.wikipedia.org/wiki/Lewis_Hamilton

Hamilton saddened by racist abuse
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/motorsport/formula_one/7225523.stm
観客席で、顔を黒塗りにして「ハミルトン一家」と油性ペンで書いたTシャツを着た3人が騒いでいるのか踊っているのかわからんが、とにかくはしゃいでいる写真が掲載されている。別な写真を見ると、背中の面には「アロンソ ナンバー・ワン」と書かれている。立ってはしゃいでいる3人のほかにも何人か、同じような「黒塗り、手書きTシャツ」の人たちが観客席にいる。テレグラフの記事には、スポーツ担当閣外大臣のジェリー・サトクリフの「こんななりをした観客がどうしてサーキットに入れるのだ?」という驚きと怒りの声があるが、まったくその通りだと思う。

BBCの記事にもテレグラフの記事にも、ハミルトンの「実際、ちょっと残念な気分です。この国が大好きだし、特にバルセロナという街とこのサーキットは大好きなんです。みなさんいつもとてもあたたかく接してくれるし」というコメントがある。テレグラフには「こういうことがあると、あたたかくしてくれる人たちのありがたみが余計に身にしみます」といった部分も引かれている。

時事通信さんの記事:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000041-jij-spo

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posted by nofrills at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk

「チャーチルは架空と考える英国人」の報道もまた、いろいろな意味でデイリー・メイル

はてなブックマークで「時事ドットコム:英国人の4人に1人がチャーチルは架空の人物=6割がホームズは実在」という記事を見かけて、その記事をざっとスキャニングしてみたのだが、どうにも腑に落ちない。4人に1人、つまり25パーセントが架空の人物と考えているような歴史上の人物が、「英国で最も偉大な100人 100 Greatest Britons」(2002年のBBCの調査)の1位になるだろうか? 調査対象が小学生とかなんじゃないの?と私は思ったのだが、時事ドットコムの記事には、この調査はテレビ局(あるいはテレビ番組)が「3000人を対象に実施した」ものだというが、その「3000人」の属性は示されていない。

時事ドットコムの記事から:
【ロンドン4日AFP=時事】4日明らかにされた英国のテレビ局の調査で、同国民の約4分の1がウィンストン・チャーチル元首相を架空の人物だと考え、シャーロック・ホームズを実存の人物だと信じている人が約6割に達していることが分かった。……
 調査はUKTVゴールドが3000人を対象に実施した。


結論からいえば、Google Newsで "Winston Churchill" で検索したところ、この「3000人を対象に実施した」調査というのは、正確には「20歳未満の3000人を対象に実施した」調査であることがすぐにわかった。Google Newsに出ていたヘッドラインから、デイリー・テレグラフのもの。

Winston Churchill didn't really exist, say teens
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/02/04/nhistory104.xml

ってなところで、AFPが「20歳未満の3000人」を単に「3000人」と書いたのかなと思って、はてブのほうでちょっとメモっただけで流そうとしていたのだが、トラバをくださった「壊れる前に…」さんのエントリで食いつかざるを得ない展開に(笑)。

「壊れる前に…」さんのエントリから:
イギリスの大手タブロイド紙 Daily Mail の…… "Challenge Churchill! One in four think Winnie didn't exist (but Sherlock Holmes did)" という記事からたどって行った、UKTV というテレビ局による調査 "Is Robin real?"。このテレビ局では現在ロビン・フッドに関する番組をやっているらしく、それにちなんで実施されたもののようだ。


出おったな、デイリー・(ヘイト・)メイル

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歴史 今そこにあるデイリー・メイル 英国
posted by nofrills at 10:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk
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