1983年12月17日土曜日、12時44分、ロンドンにある「サマリタンズ」(「いのちの電話」のようなボランティア団体)のオフィスの電話が鳴った。電話はアイリッシュ・アクセントの男の声でIRAのコードワードを使い、「ハロッズ店内に爆弾を仕掛けた。それから、脇に停めてある車、ナンバーはなんとかかんとか、この車に爆弾が仕掛けてある」という内容を告げた。
ハロッズといえば最も有名な百貨店である。クリスマス前の最後の週末、買い物客でいつも以上に賑わっている。
IRAはお約束どおり40分前に警告電話を行なってはいた。予告電話で告げた車のナンバーも合っていた。しかし、爆弾を仕掛けた場所についての情報が不正確だった。
警察犬を連れた警官のチームが当該の車に近づいたとき、爆発が起きた。事件直後は「リモート・コントロールで爆破」との説もあったが、後に時限装置だったことが判明した。
車に積まれていた25から30ポンド(およそ15キロ)の爆発物はすさまじい爆風を引き起こし、窓ガラスは粉々に砕けた。警官2人と一般市民3人(うち一人はアメリカ人)がほどなく死亡し、24日にさらに警官1人が死亡した。負傷者は90人以上(91人とも93人とも)。中には脚を切断し手を失った警官もいる。
ハロッズは爆破の3日後には営業を再開したそうだ。何よりもまず、「テロに屈さない」という意思表示だっただろう。
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2007年12月17日
Samurai swordこと「模造日本刀」の規制
"Samurai swords" が最近話題になっていたみたいなので、ちょっとメモしておく。
時事通信が今月、レッド・トップ・タブロイド某Sの社説記事〔原文ママ〕を引いて、「英国でSamurai swordsが禁止される」と報じたそうだ。
まず、この "samurai swords" というのは、正確には「日本刀」ではなく、「日本刀を模した刃物」のこと。通販とかでも買えるようになっていることは、Google検索結果を少し見るだけですぐわかる。まあ、中には愛好家向けの、眺めて楽しむのが主目的のレプリカなどもあるだろうが(あと、博物館向けというか骨董品もあることはある)、「350ユーロ」とか「100ポンド」とかいった価格で、ステンレスやカーボンスチールの刃がついてます、とかいうのは、愛好家を満足させるとは思えないし、仮に観賞用として売られているとしても、買うほうが「トレビアン、トレビアン、サムライ、サムライ」と眺めて楽しむとは限らない。
ま、テレビショッピングで、セールスマンのデモ中に真っ二つに折れるようなのは明らかに実用になりゃしないと誰もが思うだろうが。(44.95ドルだそうです。)
http://www.youtube.com/watch?v=7e77oXjFkIs
デイリー・テレグラフでは、今年の3月、そういった刃物のことを「安い模造品」として伝えている。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/03/05/nsamurai105.xml
この12月の、「来春から原則販売禁止」を報じるBBC記事でも、イミテーションであることははっきりと示している。
Ban on imitation Samurai swords
Last Updated: Wednesday, 12 December 2007, 11:20 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7139724.stm
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時事通信が今月、レッド・トップ・タブロイド某Sの社説記事〔原文ママ〕を引いて、「英国でSamurai swordsが禁止される」と報じたそうだ。
まず、この "samurai swords" というのは、正確には「日本刀」ではなく、「日本刀を模した刃物」のこと。通販とかでも買えるようになっていることは、Google検索結果を少し見るだけですぐわかる。まあ、中には愛好家向けの、眺めて楽しむのが主目的のレプリカなどもあるだろうが(あと、博物館向けというか骨董品もあることはある)、「350ユーロ」とか「100ポンド」とかいった価格で、ステンレスやカーボンスチールの刃がついてます、とかいうのは、愛好家を満足させるとは思えないし、仮に観賞用として売られているとしても、買うほうが「トレビアン、トレビアン、サムライ、サムライ」と眺めて楽しむとは限らない。
ま、テレビショッピングで、セールスマンのデモ中に真っ二つに折れるようなのは明らかに実用になりゃしないと誰もが思うだろうが。(44.95ドルだそうです。)
http://www.youtube.com/watch?v=7e77oXjFkIs
デイリー・テレグラフでは、今年の3月、そういった刃物のことを「安い模造品」として伝えている。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/03/05/nsamurai105.xml
The sale of imitation samurai swords could be banned by the end of the year, the Home Office announced today.
Importing or hiring the weapons could also be made illegal following a string of samurai sword attacks in recent years.
Breaching the ban, which is targeted at cheap imitation samurai swords rather than the more expensive genuine collectors' items made by licensed swordsmiths in Japan, would result in up to six months in jail and a £5,000 fine.
この12月の、「来春から原則販売禁止」を報じるBBC記事でも、イミテーションであることははっきりと示している。
Ban on imitation Samurai swords
Last Updated: Wednesday, 12 December 2007, 11:20 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7139724.stm
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ビルマは今――12月15日付けガーディアン記事 (2)
この前にポストしたエントリで紹介した記事の別の部分。
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マンダレーから6時間ほど川を下ったところにあるパコックは小さな町だが、仏教を学ぶための場所として知られている。この夏の抗議行動はこの小さな町から発生した。8月、食料の価格高騰に抗議して僧侶たちが動いたが、軍がパコックでの抗議行動を弾圧して僧侶一人を撃ち殺し、ほかにも僧侶たちを電柱につないで銃座で殴るなどしたのだ。抗議行動は9月にエスカレートし、各地に広がった。
現在、ここの僧侶たちは知らない顔を警戒している。
パコック最大のBawdimandine僧院の内部で、二人の僧侶が軍との対峙について話をしてくれた。表面的には僧侶側が負けたように見えるが、実はこれが軍政の崩壊の始まりだ、と。しかし政権崩壊がすぐにも起きると考えている者は誰もいない。「ここの僧侶はみな、政府には強く反対しています」と僧侶の一人が言う。「今でもまだ、精神的には反政府です。しかし身体的にはそうではない。何もできないからです。もし動けば逮捕されます。私たちは殺生や拷問を望みません。政府はこれを利用するのです。政府は抗議を弾圧しています。しかし実際にはそんなに静かなわけではありません。抵抗はあちこちに存在しています。」
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