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2007年12月31日

2007年の終わりに

チェコのヴァツラフ・ハヴェルのことばについて。12月24日、アメリカの新聞、『クリスチャン・サイエンス・モニター』に掲載された記事です。

'Live within the truth'
from the December 24, 2007 edition
http://www.csmonitor.com/2007/1224/p08s01-comv.html

『タイム』誌の「今年の人」がウラジミール・プーチンだという。ロシア国家のいやがらせのために大統領選出馬を断念せざるをえなくなったガリー・カスパロフではなく、暴力で沈黙を強いられたビルマの僧侶たちでもなく。自由のために立つことは、自由を押さえつけることよりもずっと難しいことだというのに。

世界中がそういったことをただじっと受け止めてきた。市民的権利や人権の進展を追っている非営利組織の「フリーダム・ハウス」は、2007年は自由に対する「攻撃が増加」した年だったと結論付けた。10年に渡って「自由が停滞してきた」とされたあとに、これである。

権利が攻撃されるときとは、個人個人が権利のために立ち上がらねばならないときである。(冷戦時代に)プラハで反体制活動を行なっていたヴァツラフ・ハヴェルが、『力なき者の力(The Power of the Powerless)』という文章で、このことについて書いている。彼は1989年の「ビロード革命」からさかのぼること11年前に【訳注:ここで言及されているのは1978年の文章です】この文章を書いた。


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【パキスタン】アナトール・リーベンの論説

ブット暗殺について、31日分のアップデートは、前の記事のコメント欄で行なっています。新たに出てきた映像のことなど。
http://nofrills.seesaa.net/article/75428924.html

選挙を延期するのかどうか、最終判断は1日先延ばしにされました。今の時点で1日先延ばしにしているということは、「延期」ということで決まりではないかと思われますが、まだわかりません。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7165448.stm

それと、英国の名門でブラッドフォード大との「トルストイ・カップ」でも知られるキングズ・コレッジ・ロンドンの国際関係・テロリズム研究のチェアで、米国のthe New America Foundationのフェローで、元FT記者でもあるアナトール・リーベンの論説、「ブット後」が、アメリカのNational Interestのサイトに掲載されています。

Apres Bhutto: Part 3
by Anatol Lieven
12.28.2007
http://www.nationalinterest.org/Article.aspx?id=16562

「ベナジール・ブットの暗殺により、米国の対パキスタン政策はめちゃくちゃになってしまった。とはいえ、そもそも最初からかなりめちゃくちゃなものであったのだが」という書き出しの、非常によく整理された論説です。

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2007年12月30日

【訃報】フィル・オドネル(スコットランド・プレミア、マザーウェル主将)

motherwell.png

スコットランド・プレミアリーグのマザーウェル(Motherwell)で主将をつとめるミッドフィールダー、フィル・オドネルが、29日、試合中にグラウンドで倒れ、息を引き取った。35歳だった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Phil_O%27Donnell

Motherwell captain O'Donnell dies
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/m/motherwell/7164150.stm

BBC World News:
http://youtube.com/watch?v=fYdSuozU0MM

この日マザーウェルはダンディー・ユナイテッドとの試合をしており、5−3で勝ったまま終盤に差し掛かったところで、監督は来週水曜日の試合に向けて主将を休ませたいと考え、オドネル交替のカードを切った。そのタイミングで倒れたのだそうだ。彼はそのまま5分間治療を受けてから救急車で搬送され、そのまま帰らぬ人となった。死因など詳しいことはまだわかっていない。

クラブの説明では、倒れたとき、彼はひとりで立っていた。クラブの沈痛な声明では、では何らかの発作を起こしたのだろうとある。(BBC World Newsでは心臓発作の可能性があるといわれている。一度は意識を取り戻したとのことなので、脳ではないとの推論なのだろう。)

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訃報 Football
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ベナジール・ブットの検死解剖は行なわれていない。

イスラム教では亡くなった人はすぐに埋葬する。ベナジール・ブットは28日に殺され、29日には家族の墓に埋葬された。

……だが、検死解剖というものは行なわれていないのだろうか、かなり無茶苦茶な話になってきている。死因がなかなか報道されないなと思ってたらこれかよ、まったく斜め上の話がでてきたのだ。あまりに斜め上なので調べてみることにした。その結果、結論としては「検視は行なわれていない」。まったくもう、リトビネンコ事件のほうがまだ直球といえるような展開だ。

まず発端の「斜め上」。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2330599/2479956
 同省のBrigadier Javed Cheema報道官によると、車から身を乗り出して支持者らに手を振っていたブット元首相は、自爆テロ発生時、車内に身を隠そうとした際にサンルーフのレバーに右耳付近をぶつけて頭蓋骨を損傷し、それが原因となって死亡した。


AFP BBの日本語記事にぴったり対応する英文のAFP記事が見つけられないのだが、近い記事なら見つかった。

Slain Bhutto laid to rest in family tomb
http://afp.google.com/article/ALeqM5h7X7ppYKC0yqcpoHQgFw5IL2jwcA
The interior ministry said Friday that Bhutto would have survived the latest assassination attempt if she had stayed inside the car and not had her head above the sunroof.

The bomber apparently fired three times at her but missed, said Cheema, the ministry spokesman.

As she ducked, her head hit a lever of the sunroof of the car that was to speed her away from the campaign rally.

"The lever struck near her right ear and fractured her skull," Cheema said. "There was no bullet or metal shrapnel found in the injury."

Officials previously said Bhutto was shot in the neck by the suicide bomber moments before he blew himself up, killing her and around 20 others.

ブットがサンルーフから顔を出したりせず、車内に座っていたら、死ぬことはなかっただろうというのが内務省の見解だ(←ただしこれは、内務省がそういうことをいったのか、AFPの記者がそう解釈して書いたのかは不明)。報道官は自爆犯はブットを狙って3回発砲したが失敗したと述べ、ブットは身をかがめたときに、急発進した車のサンルーフのレバーに頭を打った。「レバーが右耳のすぐ近くに当たり、それで頭蓋骨を骨折した。銃弾も金属片もその傷からは見つかっていない」とCheema報道官は述べた。当初当局者は、ブットは自爆犯が自爆する寸前に首を撃たれたのだと語っていた。


同じような話だが、少しトーンの違う記事を、インドの英語メディア、Mera Bilaspurから。

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パキスタン 暴力

2007年12月29日

30年前の機密資料開示(今年は1977年分)

前のエントリでも触れたが、「30年ルール」に基づく英国政府の機密資料開示によって、1977年の「機密」がいろいろと明らかになった。1977年の首相はジェームズ・キャラハン(労働党)で、トニー・ブレアの政権(1997〜2007)の前の最後の労働党政権の時代だ。

開示された資料そのものを見ることももちろんできるが(後述)、資料そのものは議事録とかで、いくら時間があっても読みきれない。というわけでガーディアンに出た記事の一覧:
Texas loo role: how Thatcher got stuck in Houston toilet
前のエントリを参照。サッチャー訪米の記録。

The Thatcher threat - and how Callaghan saw it coming
※サッチャーの保守党がいかに労働党政権にとっての脅威であったか。

Callaghan had Scargill watched as Grunwick dispute escalated
※グランウィック争議(フィルム現像工場での労働条件改善をめぐる労働争議がものすごい勢いで拡大した)について、労組トップを英国政府が見張らせていた件。

Give in on police pay? I'd rather resign, said PM
※警察官の給与引き上げ要求と労働党政権。首相は「要求を呑むくらいなら辞職も」とまで言っていた。

Benn tried to turn out lights on royal jubilee
※トニー・ベン、突っ走りすぎ(笑)。

How Benn encouraged sale of nuclear reactors to the Middle East
※トニー・ベン(当時エネルギー大臣)が中東諸国に対するリアクターの販売を奨励していた。

How 1977 plot to kill president of Togo was foiled
※1977年に、元SASメンバーが西アフリカにあるトーゴの大統領らを暗殺しようとしていたことが発覚した件。

How Rumsfeld tried to influence British military policy - in the 1970s
※ラム爺は、今も昔も、英国の軍事政策に口を出していたんですよという件。

Underground testing of nuclear warheads was kept secret from cabinet
※核弾頭の地下実験が閣僚にも秘密で行なわれていた件。なんてすてきな民主主義国家。

Back to the future
※全体を概観した社説記事。

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歴史 資料 英国 北アイルランド アイルランド
posted by nofrills at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年12月28日

鉄の女とテキサスのフォルティ・タワーズ@1977

英国では、原則として、政府のいろいろな機密書類は30年で機密を解かれ、National Archiveで公開されることになっている。俗に「30年ルール 30-year-rule」という。これが毎年クリスマス明け、12月の下旬の風物詩みたいなものだ。毎年「おおお」というものが公開されるので、マニアはうきうきわくわくである。

今年もいろいろと公開されたようだが、ちょっとシリアスなのは後回しにして、「鉄の女」の仰天エピソードから。というか、記事の見出しだけ見るとこんなものがどうして機密だったのかがよくわからないのだが、1977年10月、最大野党党首としての米国訪問についての詳細な記録、とのことで、いろいろ表に出せないことが書かれていたのだろう。

Texas loo role: how Thatcher got stuck in Houston toilet
Owen Bowcott
Friday December 28, 2007
http://politics.guardian.co.uk/politicspast/story/0,,2232756,00.html

記事の最初のパラグラフは、ガーディアンがねちねちと「鉄の女」について書きつつ、30年ルールを説明しているだけなので飛ばしてよい。読むべきは第二パラグラフからだ。

いわく、1977年10月の訪米の際、「鉄の女」はテキサス州ヒューストンを訪問した。そのときに宿泊したホテルが、デイリー・ミラーいわく、「フォルティ・タワーズ」だったらしい。

B00005YUXGフォルティタワーズ DVD-BOX
ジョン・クリーズ コニー・ブース プルネラ・スカルズ
ポニーキャニオン 2002-03-20

by G-Tools


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英国
posted by nofrills at 19:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

【訃報】ベナジール・ブット

ベナジール・ブットが殺された。BBC NewsがLiveでニュースを流している。(BBC News 24の内容。視聴するには、BBC NewsトップページからLatest reportのところのWATCHをクリックし、Live TV coverageへ。ただしナローバンド用のStandardを選択しておかないと、英国外からの視聴はできません。)

まだほとんど何も詳しいことはわかっていない段階で、BBCの記事も落ち着いていない。20分か30分ごとにアップデートされている。

現地記者のレポートによると、こうなってしまったことで最大の関心事は、1月8日の選挙が予定通り行なわれるのか、行なわれたとして正当な選挙になりうるのか、という点。野党のひとつを率いるナワズ・シャリフは選挙のボイコットを宣言した。

BBCとガーディアンのトップページのキャプチャ:
bhut.png

BBC記事:
Benazir Bhutto killed in attack
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7161590.stm

BBC特集:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/south_asia/2007/death_of_benazir_bhutto/default.stm

ガーディアン記事:
Benazir Bhutto assassinated at rally
http://www.guardian.co.uk/pakistan/Story/0,,2232459,00.html

それと、英語版のウィキペディアの更新が素早い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Benazir_Bhutto
http://en.wikipedia.org/wiki/Benazir_Bhutto_assassination

暗殺の現場となったLiaquat National Baghは、1950年、パキスタンの独立から3年後に初代首相のリアカット・アリ・カーンが暗殺された現場で、彼を記念して改名された国立公園なのだそうだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Liaquat_National_Bagh

……以下、記事に書いてあることとか、BBC News Liveを視聴しながらのメモ。なお、BBCは基本的に、「西側の "War on terror" の主要な同盟者」(<キャスターの発言をそのまま日本語にした)としてのパキスタンの今後、という方向に向いていることは言うまでもないが、現状は、何があったのかについてのいわゆる「5W1H」的事実の報道と、各国首脳の反応の報道、事情を知る人たち(パキスタンの専門家など)へのインタビューなどで固められている。また、UKのパキスタン人コミュニティの反応として、ラマダン・ファウンデーションの人にインタビューするなどもしている。(ただしラマダン・ファウンデーションの人とのインタビューについてはメモが取れていません。早口すぎ。)

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パキスタン 暴力 terrorism
posted by nofrills at 03:30 | Comment(9) | TrackBack(1) | todays news from uk

2007年12月27日

英、観光ヴィザ期間半減の件はかなり「ト」の域に近い

ええと、インドでの報道(20日付)によると正式なものではなく、コンサルテーションの段階だからDon't Panicだそうですが、16日に「暫定メモ」として書いた観光ヴィザの期間短縮の件、詳細についてアップデート。

19日付でワーパミ・コムに次のような記事が出ました。

UK proposes to cut visit visas from 6 to 3 months
19 December 2007
http://www.workpermit.com/news/2007-12-19/united-kingdom-visit-visas-reduced.htm

関心のある方は原文を参照していただきたいのですが、以下にこの記事の内容を箇条書きで示します。18日にコンサルテーション・ペーパーが出たとのことで(→HOのプレスリリース)、その内容です。なお、これはコンサルの段階のもの(提言)であって、本決定ではありません。

コンサルテーション・ペーパーの現物は下記にて、PDFまたはMS WordのファイルでDLできます。パブコメ解答欄つき
http://www.bia.homeoffice.gov.uk/sitecontent/documents/consultations/visitorsconsultationpaper/

というわけで、ワーパミ・コムの記事の内容を箇条書きで:

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visa 留学 拙著アップデート ヴィザ イミグレ
posted by nofrills at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

アフガン政府が2人を国外追放、の謎。

アフガニスタン政府が「外国人」2人を国外追放することを決定したと、昨日の昼間(日本時間)にBBC Newsのトップ記事で報じられていた。

Urgent talks on Afghan expulsions
Last Updated: Wednesday, 26 December 2007, 13:40 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7160090.stm

昼間に流し読みだけして、とりあえずブクマして、夜になってもう一度見てみたら、同じURLで記事のアップデートが行なわれている。少なくとも、細かな情報が追加され、現地のBBC記者のコメントが加えられ、小見出しが変更されているのは確実だが(キャッシュを取っておかなかったことをちょっと後悔している)、基本的には「記事を最初に出したあとのアップデート」だけだと思う。

追放処分が決定された2人について、このBBC記事では次のように書かれている。(昼間は個人名の記載はなかったと思う。)
One is a high-ranking UN employee, Briton Mervyn Patterson, the other is acting head of the EU mission in Afghanistan, Irishman Michael Semple.

ひとりは要職にある国連職員で英国籍のマーヴィン・パターソン、もうひとりはアフガニスタンEUミッションの首席代行のマイケル・センプルでアイルランド人だ。


この2人については、ちょっと意外なことに、BBC NewsのNorthern Irelandセクションに詳細が出ている。

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アフガニスタン 英国 米国 プロパガンダ メディア MI6
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2007年12月26日

France24はごっついニュースチャンネルだ。

前のエントリで、アフガニスタンのタリバン支配地域での取材を紹介したが、この取材を行なったフランスの24時間ニュース専門チャンネル、France24はかなりごっつい。変なたとえだが、「欧州のアル・ジャジーラ」という印象を受ける。

この局については、「日本語」でググったらトップで表示されたウェブログ「B3 Annex」さんのエントリに詳しい。局のバックはフランス政府で、ラムズフェルドとかに「フランス? あそこはほら、古いヨーロッパでしょ」とバカにされたことがきっかけで、「フランスの視点」を全世界に、というコンセプトで始められたとか。開局は2006年の12月6日(まだ1年ちょっと。ということは、例のアフガンレポートは開局して1年に満たない時点で取材されている、ということになる)。言語はフラ語、英語、アラビア語で、英語レポートは、自サイトだけでなく、今年の春からはYouTubeに公式チャンネルを開設して流している。(「全世界に発信」を具体化するには、現時点ではやはりこれなんだろう。)

ざっと見た感じ、France24の英語レポートは、フランス国内ニュースよりも、世界各地の現地取材の方が多いようだ。それも、ほかではなかなか見ないような地域がちょこちょこと。

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メディア YouTube
posted by nofrills at 23:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雑多に

【内容紹介】France24によるタリバン支配地域のレポート、ほか

2007年11月16日の当ブログのエントリ、「アフガニスタン、タリバン支配地域のレポート」
http://nofrills.seesaa.net/article/66976221.html

ここで紹介したFRANCE24(フランスの英語ニュース)によるアフガニスタン取材レポート(2007年11月16日付)、Meet the Talibansのだいたいの内容を以下に。

取材班が入った地域は、首都カーブールのすぐ西に広がるWardak県。レポートが始まって27秒のところで地図が出てくる(下記キャプチャ画像参照)。冒頭の、スタジオのキャスターによる概略説明によると、最近再び盛り返したタリバンは政府軍・NATO軍に対する攻撃をさらに強め、自爆攻撃、外国人の誘拐などを行なっている。取材班が入った地域はアフガニスタンでも最も危険な地域のひとつである。

wardak-mp.png

取材を行なった記者はClaire Billet(クレア・ビレ)さんという女性で、同行しているアフガニスタン人男性ジャーナリストが通訳などを担当、ほかにカメラマンが1人と、車の運転をする人が1人、同行していると思われる。取材は英語で行なわれており、通訳者はパシュトー語と英語の通訳をしている。取材に応じたのはタリバン司令官でもかなり上のほうの人と彼の部下数名で、取材期間は、見たところ、1泊2日。初日は取材班はタリバンの戦闘部隊にインタビューを行ない、そこでタリバンの使っている武器についての説明を受ける。その後成り行きで急遽翌日も取材を行なうことになったようで、2日目は彼らの支配地域内の小学校を訪問し、教師や学童に取材している。

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アフガニスタン

2007年12月22日

BNPが分裂、Real BNP設立【ネタではありません】

※ネタではありません。

BNPで、党執行部が資金洗浄、コンピュータ窃盗など違法行為を行なっているとの報告が国会議員によってなされ(Labour MP Jon Cruddasによる)、BNP内部での対立がますます激しくなる中、BNPの「分派」が報じられた。

BNP at war amid allegations of illegal activity
Matthew Taylor
Saturday December 22, 2007
http://politics.guardian.co.uk/farright/story/0,,2231430,00.html
The allegations come at the end of a tumultuous week. Tensions between modernisers and hardliners boiled over on Monday when it emerged that about 50 councillors and organisers had resigned and declared themselves to be the "Real BNP". That was followed by showdown meetings between Griffin and the rebels.


BNP divided after leadership row
By James Hardy
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7152657.stm
But the rebels say all they are doing is trying to defend the reputation of the BNP.

They cast themselves as modernisers frustrated at the failure of the party to confront its problems. The last thing they want, they insist, is to split the party or to lead a coup.

They have now set up a "Real BNP" faction. It appears to have the support of up to 60 senior party members - ranging from the leader of the BNP youth wing and regional and city organisers to councillors, fundraisers and activists.


……だから、分派して「リアル」を名乗るな、というに。ネタにしか見えなくなるから(→Real Fathers for Justiceを参照)。しかもBNPが、なんでRIRAの後追いみたいなことを。。。

※あとで書き足します。→書き足し分を投稿しました@23日朝。

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BNP
posted by nofrills at 22:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年12月18日

音声でボキャビルできる優れたサービス、iKnow!

「英語学習SNS」の iKnow!話題になっている。私も一応英語屋だから気になってはいたのだが、「運営会社」の説明を見たら「アゴス・ジャパン(旧ザ・プリンストン・レビュー・ジャパン)」とあるし(「プリンストン・レビュー」さんといえば米語だ)、米語しかないのだろうと思って、こんなにBrit英語にどっぷりのあたくしが……と横目で見ていた。(嘘ではありませんがかなり誇張してます。念の為)

しかし、よく見たら「さらに!TOEIC上級・リスニング [UK/AUS版]」「同・リーディング [UK/AUS版]」というコースがあるではないか。それでは、ということで登録して数レッスンこなしてみた。

結論としては、レベルさえ適合すれば、アメリカンよりむしろブリティッシュ・アクセントに興味のある方も登録して使ってみて損はないです。

あと、英語は高校でやったきり(それもさほど得意科目ではなかった)、文法用語とかわけわかんね、という人には非常によいシステムを提供してくださるサイトさんだと思う。基礎レベルが非常に充実。

ユーザー登録はしていなくても、好きなコースを選んで1回分のレッスンを試せるので、「説明はいいからとりあえずどんな感じか見てみたい」という方はどうぞ → iKnow!

以下、一応英語屋が数コース・数レッスン試してみた上での説明と感想を。

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英語
posted by nofrills at 23:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | 英語

Teacakeなのにbiscuitなのか、それともやはりcakeなのか【異論の余地なく珍ニュース】

どうも日本では「英国のニュース」というと「珍ニュース」という枠が固定されそうな勢いだが。何しろ、ウェスト・ロジアン問題まで「珍ニュース」になっちまうんだ、仕方ねぇ。

ビスケットかケーキか 英で論争30年 近く裁判決着へ
2007年12月17日16時19分
http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY200712170039.html
 「ビスケットかケーキか」。英国のお菓子をめぐり、30年以上も争われてきた見解の対立に、欧州連合(EU)の欧州司法裁判所がまもなく決着をつけそうだ。どっちでもよさそうな話だが、判決には350万ポンド(約8億円)の行方がかかっている。

「どっちでもよさそうな話だが」って、新聞記事で使われる表現なのか。

という具合に苛烈なまでの「どうでもいい」感が漂う記事だが、英語の報道で詳しく見ると、もっとどうでもいい。

と、英語の記事に行く前に要点だけをまとめておくと、こういう話だ――自社ブランド製品しか置いていないことで有名な「マークス&スペンサー」(以下、M&S)にteacakesというお菓子がある。上の朝日の記事に写真が添えられているが(拙著で告白済みのとおり英国の甘いお菓子には辟易とさせられた私は写真を見るだけでスプーンが立つほどの紅茶をブラックでざばざばと飲みたくなる)、チョコレートのビスケットにマシュマロを置いて、チョコレート(もちろんミルク・チョコ)でコーティングしたもの。日本の「エンゼルパイ」と似たようなお菓子だが、エンゼルパイのように平たくはなく、またビスケットでマシュマロをサンドしているわけでもない。ただエンゼルパイよりずっと小さい(一口大)と思う。

で、日本ではこれを法的にどういうお菓子と位置付けているのか、私は知らないが、英国ではこれを「ビスケット」と位置付けるか、「ケーキ」と位置付けるかで争っている。

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英国
posted by nofrills at 11:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年12月17日

24年前の「クリスマス・プレゼント」

1983年12月17日土曜日、12時44分、ロンドンにある「サマリタンズ」(「いのちの電話」のようなボランティア団体)のオフィスの電話が鳴った。電話はアイリッシュ・アクセントの男の声でIRAのコードワードを使い、「ハロッズ店内に爆弾を仕掛けた。それから、脇に停めてある車、ナンバーはなんとかかんとか、この車に爆弾が仕掛けてある」という内容を告げた。

ハロッズといえば最も有名な百貨店である。クリスマス前の最後の週末、買い物客でいつも以上に賑わっている。

IRAはお約束どおり40分前に警告電話を行なってはいた。予告電話で告げた車のナンバーも合っていた。しかし、爆弾を仕掛けた場所についての情報が不正確だった。

警察犬を連れた警官のチームが当該の車に近づいたとき、爆発が起きた。事件直後は「リモート・コントロールで爆破」との説もあったが、後に時限装置だったことが判明した。

車に積まれていた25から30ポンド(およそ15キロ)の爆発物はすさまじい爆風を引き起こし、窓ガラスは粉々に砕けた。警官2人と一般市民3人(うち一人はアメリカ人)がほどなく死亡し、24日にさらに警官1人が死亡した。負傷者は90人以上(91人とも93人とも)。中には脚を切断し手を失った警官もいる。

ハロッズは爆破の3日後には営業を再開したそうだ。何よりもまず、「テロに屈さない」という意思表示だっただろう。

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IRA ロンドン 暴力の現場
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Samurai swordこと「模造日本刀」の規制

"Samurai swords" が最近話題になっていたみたいなので、ちょっとメモしておく。

時事通信が今月、レッド・トップ・タブロイド某Sの社説記事〔原文ママ〕を引いて、「英国でSamurai swordsが禁止される」と報じたそうだ。

まず、この "samurai swords" というのは、正確には「日本刀」ではなく、「日本刀を模した刃物」のこと。通販とかでも買えるようになっていることは、Google検索結果を少し見るだけですぐわかる。まあ、中には愛好家向けの、眺めて楽しむのが主目的のレプリカなどもあるだろうが(あと、博物館向けというか骨董品もあることはある)、「350ユーロ」とか「100ポンド」とかいった価格で、ステンレスやカーボンスチールの刃がついてます、とかいうのは、愛好家を満足させるとは思えないし、仮に観賞用として売られているとしても、買うほうが「トレビアン、トレビアン、サムライ、サムライ」と眺めて楽しむとは限らない。

ま、テレビショッピングで、セールスマンのデモ中に真っ二つに折れるようなのは明らかに実用になりゃしないと誰もが思うだろうが。(44.95ドルだそうです。)
http://www.youtube.com/watch?v=7e77oXjFkIs

デイリー・テレグラフでは、今年の3月、そういった刃物のことを「安い模造品」として伝えている。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/03/05/nsamurai105.xml
The sale of imitation samurai swords could be banned by the end of the year, the Home Office announced today.

Importing or hiring the weapons could also be made illegal following a string of samurai sword attacks in recent years.

Breaching the ban, which is targeted at cheap imitation samurai swords rather than the more expensive genuine collectors' items made by licensed swordsmiths in Japan, would result in up to six months in jail and a £5,000 fine.


この12月の、「来春から原則販売禁止」を報じるBBC記事でも、イミテーションであることははっきりと示している。

Ban on imitation Samurai swords
Last Updated: Wednesday, 12 December 2007, 11:20 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7139724.stm

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ビルマは今――12月15日付けガーディアン記事 (2)

この前にポストしたエントリで紹介した記事の別の部分。

マンダレーから6時間ほど川を下ったところにあるパコックは小さな町だが、仏教を学ぶための場所として知られている。この夏の抗議行動はこの小さな町から発生した。8月、食料の価格高騰に抗議して僧侶たちが動いたが、軍がパコックでの抗議行動を弾圧して僧侶一人を撃ち殺し、ほかにも僧侶たちを電柱につないで銃座で殴るなどしたのだ。抗議行動は9月にエスカレートし、各地に広がった。

現在、ここの僧侶たちは知らない顔を警戒している。

パコック最大のBawdimandine僧院の内部で、二人の僧侶が軍との対峙について話をしてくれた。表面的には僧侶側が負けたように見えるが、実はこれが軍政の崩壊の始まりだ、と。しかし政権崩壊がすぐにも起きると考えている者は誰もいない。「ここの僧侶はみな、政府には強く反対しています」と僧侶の一人が言う。「今でもまだ、精神的には反政府です。しかし身体的にはそうではない。何もできないからです。もし動けば逮捕されます。私たちは殺生や拷問を望みません。政府はこれを利用するのです。政府は抗議を弾圧しています。しかし実際にはそんなに静かなわけではありません。抵抗はあちこちに存在しています。」


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ビルマ 暴力の現場

2007年12月16日

ビルマは今――12月15日付けガーディアン記事

ガーディアンが、多くの場合エルサレムやパレスチナから記事を書いているクリス・マクグリールと、2003年以降イラクで頻繁に取材し、何度か米英軍にエンベッドして取材を行なっている写真・ビデオ記者のショーン・スミスを、ビルマに入れているらしい。15日付けでマクグリールの記事と、スミスの写真レポートを掲載している。

Spies, suspicion and empty monasteries - Burma today
Chris McGreal
Saturday December 15, 2007
http://www.guardian.co.uk/burma/story/0,,2228001,00.html

Silent but still defiant (8 pictures)
Sean Smith
http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2007/dec/14/burma
Guardian photographer Sean Smith travelled to Burma, where opposition to the military regime remains strong, if subdued for now following the crushing of nationwide protests in September, which began at Buddhist monasteries


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ビルマ 暴力の現場

英、観光ヴィザの期間を半減の見込み【暫定メモ】

Tourist visa times 'to be halved'
Last Updated: Sunday, 16 December 2007, 02:54 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7146527.stm

内務省が来週正式に発表するとのことで、現段階では詳細は不明だが、観光ヴィザで滞在できる期間が、現行の6ヶ月から3ヶ月に短縮される。

正式な発表があれば、BBCも早いだろうと思うけれども、ヴィザ&イミグレ関連サポート業者の「UKイミグレ・ニュース」(下記)も早いかもしれない。
http://www.workpermit.com/news/uk_immigration.htm

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留学 visa イミグレ ヴィザ 拙著アップデート
posted by nofrills at 22:59 | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年12月14日

【メモ】どこまで行くのか、ロシア

アレクサンドル・リトビネンコ殺害事件の容疑者のアンドレイ・ルゴボイが下院議員に当選したり(しかもベレゾフスキーの極右/ウルトラ・ナショナリスト政党から)、英国の政府機関、ブリティッシュ・カウンシルのロシアでの活動が制限されたり、現大統領が次の大統領を事実上指名したりと、英メディアで見ているとどこまで行くのかわからないような感じのロシアだが、反プーチン陣営で最大のOther Russia(もうひとつのロシア)への締め付けがあまりに厳しい。

Other Russiaが大統領選挙での候補者擁立を断念したそうだ。候補者として擁立されるはずだったのは、チェスの元世界チャンピオンのガルリ・カスパロフ。

AFP BBさんの日本語記事:


BBC記事:
Kasparov quits presidential race
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7140946.stm
Mr Kasparov said his Other Russia bloc had faced difficulty arranging for its supporters to meet in Moscow - an official requirement for his candidacy.


ロシアについての記事クリップ:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/Russia/
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ロシア
posted by nofrills at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk
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