7月29日(火)の午前2時から午後2時の間、Seesaaさんでサーバのメンテがあるため、
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2007年11月30日

ウィリアム・ブレイク、生誕250年

11月28日は、ウィリアム・ブレイクの生誕250年の日だった。今年は没後180年でもある。
William Blake (November 28, 1757 - August 12, 1827)
http://en.wikipedia.org/wiki/William_blake

250年とか180年と言われてブレイクの絵を改めて見ると、胸の奥底がぞわぞわする。
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/b/blake/
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Sconfitta_%28William_Blake%29.jpg
http://www.reproarte.com/picture/William_Blake/Urizen/735.html
http://www.blakearchive.org/blake/indexworks.htm

私が印刷物ではなく現物でブレイクの絵画を見たのは、ロンドンのテイトの半地下でだった。広く知られているとおり、テイトにはブレイク・ギャラリーがあったのだが、たまたまギャラリーが改装中であったため、一時的に、物置みたいな小部屋の壁にぎっしりとブレイクの画が展示されていた。私はそこがブレイクの展示室になっているとは知らずに入り、しばらく釘付けになった。

そのテイトは、来年6月1日まで、生誕250年記念のブレイク展をしている。常設展示扱い(入場無料)。一般には初公開となる個人蔵の作品が出ているとのこと。
http://www.tate.org.uk/britain/exhibitions/blake/default.shtm
This display includes Blake works from the excellent permanent collection but a highlight is the private loans of recently discovered works which have never before been exhibited.


また、英メディアでは「ウィリアム・ブレイク生誕250年」の記事をそれぞれ出している。地味で静かなものであるが。

BBC:
An everyman's mystic
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/7114628.stm
# たんなる「読み物」。(Magazineだし。)

ガーディアン:
Blakean visions in south London
In honour of British poetry's greatest visionary, I have been looking for angels in green and pleasant Peckham Rye
http://blogs.guardian.co.uk/books/2007/11/blakean_visions_in_south_londo.html
# ニヤリニヤリ。

テレグラフ:
View from the lab: Science's debt to William Blake
Prof Steve Jones on the debt software pirates and biochemists owe to William Blake's genius
http://www.telegraph.co.uk/earth/main.jhtml?earth/2007/11/27/scilab127.xml

タイムズ:
Blake power
It's time to make a fuss of the great William Blake, says Richard Morrison
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/whats_on/article2908811.ece

そして再びガーディアン。

The original political vision: sex, art and transformation
Terry Eagleton ←きたーー。
Wednesday November 28, 2007
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/story/0,,2218250,00.html
http://books.guardian.co.uk/poetry/features/0,,2218251,00.html
※URL2つ挙げましたが、どちらでも中身は同じです。

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art William Blake
posted by nofrills at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月29日

「ユニオン・ジャック feat. レッド・ドラゴン」案

ええと、なんでこれこんな話になってるのか、よくわからないんですが、UKでもこういう方向の報道があるし、うーん。

英国会下院でイアン・ルーカス議員(ウェールズに選挙区、労働党)が「ユニオン・ジャックにはウェールズが入っていないから、入れるようにしてはどうか」と述べて、それに対して閣僚が答えた、ということを報じる時事通信記事。

英国旗、200年ぶりに変更も=ウェールズの赤い竜をデザインに
11月29日7時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000025-jij-int
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007112900115
 【ロンドン28日時事】……略……国旗にデザインが採用されていないウェールズの不満を背景に、ホッジ文化担当閣外相が「変更を検討する」と語り、注目を集めている。
 ……略……
 ウェールズの国会議員らは「4つの連合国を表現するデザインに変えるべきだ」と訴えてきた。ホッジ文化担当相も「すべての国民が望むデザインを考えることはより大きな課題だ」と述べ、国旗変更の可能性を示唆した。


ガーディアン記事によると、上で引用した時事通信記事で太字にした部分は、
"Thinking of a new design that would meet everyone's aspiration would be an even greater challenge."

直訳:
「すべての人々の望みにかなうような新たなデザインを考案することは、さらに大きな課題となるだろう」
※時事通信記事の「すべての国民」は意訳。原文はeveryoneである。

このeven greaterという比較級は、この文の前にある "As the current flag is formed by merging three heraldic crosses representing the three kingdoms of the UK, the original design was a challenge." からのつながり。つまり、UKを構成する3王国(イングランド、スコットランド、アイルランド:1800年時点)のシンボルを掛け合わせた元々の(現在の)ユニオン・フラッグのデザインもchallengeだったが、すべての国民の望みが満たされるような新たなデザインを考えることはより大きなchallengeである、という話で、この人、修辞としては綺麗だけど中身のないことをしゃべっているのではないか、という気がするだけだ。「すべての人を満足させるのは難しい」なんて、消費者から苦情を受けた企業の顧客担当者じゃあるまいし。

ガーディアンは、こういう話では100パーセント労働党の御用新聞で(「疑惑追及」とかになるとそうではないのだが)あんまりあてにならないから、BBCの記事を参照してみよう。マーガレット・ホッジの発言を伝えている部分を引用。

Welsh dragon call for Union flag
Last Updated: Tuesday, 27 November 2007, 04:58 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7114248.stm

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2007年11月28日

都市伝説を生みかねない右斜め上の誤訳

Yahoo! Japanのトピックスをみたら、例の件が、なんか、半ば都市伝説化してるんだけど。

英地下鉄のアナウンサー、ユーチューブでの「冗談」により解雇
11月27日16時46分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000683-reu-ent
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-29068320071127
→このテクストが実際に存在していたということを証明する目的で、魚拓

※追記@28日午後8時すぎ
今見てみたところ、Yahoo! トピックス掲載の記事(この上に並べて貼り付けたURLの1つ目のほう)は訂正されていました。(詳細はエントリ末尾に追記します。)
※追記ここまで

上記ロイター通信日本語記事では:
・エマ・クラークさんは「ロンドン地下鉄に勤続8年」で、「アナウンスを担当する職員」
・エマ・クラークさんは「米グーグル傘下の動画サイト『ユーチューブ』に……映像を投稿したために解雇された」
ということになっているのだが、どちらもfalse (嘘)である。

まず、エマ・クラークさんは「ロンドン地下鉄の職員」ではなく、声優である。クラークさんがロンドン地下鉄で8年間仕事をしていることは事実だが、それは雇用契約ではなくフリーランスとしての契約だ。(よって「解雇された」というのも、事実とは違う。)

それから「ユーチューブ」だが……ええと、クラークさんが実際にYouTubeにアカウントを持っていたかどうかを確認したりしてもいいんだが、その前に、とりあえず、Emma ClarkeとYouTubeでニュース記事がないかどうかを確認してみた結果が下記画像@11月28日朝:
eclarkegnews.png

※つまり、「該当記事なし」です。

この日本語記事の「誤報」は、根本的には「誤訳」の問題であると考えられる(正確には「誤訳」以前の問題、といったほうがいいのだが)。

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英語 翻訳 誤訳 日本語
posted by nofrills at 09:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月27日

デイヴィッド・アーヴィングと緑色の袋



この件はあとでちゃんと書きたいのだけれど、月曜日、Oxford Unionという、英国でトップのディベート・クラブに、BNPのニック・グリフィン党首と、「ヒトラーの直接の命令があったという証拠がない」としてホロコーストがあったことを否定している「歴史学者」のデイヴィッド・アーヴィングが招かれて、学生らと討論を行なった。

このことを伝えるAFPさんの記事に付属している写真の1枚を見て、私は鼻からお茶吹いてむせた。

その写真が出るように設定して、上にAFP BBさんの記事のリンクをはってみた。是非「続きを読む」をクリックして写真をごらんいただきたい。

そして、デイヴィッド・アーヴィングが左手に持っている緑色の袋をよくごらんいただきたい。

「M&S」と書かれているのがご確認いただけるだろう。

「M&S」、すなわちMarks and Spencerの袋だ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Marks_&_Spencer

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BNP 歴史修正主義 否定論 anti-semitism 言論の自由
posted by nofrills at 18:21 | TrackBack(0) | todays news from uk

「ロンドン地下鉄の声」がロンドン地下鉄を怒らせクビ!

ロンドンに行けばほとんどの人が地下鉄を使うだろう。そして地下鉄を使えば必ず、駅構内と車内のアナウンスを耳にする。よって、ロンドンに行った人のほとんどが、エマ・クラークさんの声を知っているということになる。

エマ・クラークさんは36歳。ロンドン地下鉄のアナウンスを吹き込んでいる声優さんのひとりで、1999年から吹き込みを担当している。担当している線は、Central, District, Circle, Victoria, Piccadilly, Metropolitan, Hammersmith & City, Bakerloo の8路線だそうだが、en.wikipediaで調べると、アナウンスを吹き込んでいる人として名前が挙がっている人の中で女性はクラークさんだけだから、1999年以降にロンドン地下鉄で女性のアナウンスを聞いたことがある人は、例外なく、クラークさんの声を聞いている、ということになるかもしれない。

というわけで、まあ、要するにエマ・クラークさんの声は、「ロンドン地下鉄の声」だ。
そのクラークさんが突然「クビ」になってしまった。つまり、今後の契約はナシ、ということだ。

Tube announcer sacked over spoofs
http://uk.reuters.com/article/domesticNews/idUKL2663927720071126

Voice of the Tube silenced by LU
Last Updated: Monday, 26 November 2007, 16:18 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/london/7113545.stm

Tube tells voiceover woman to mind the sack
By Felix Lowe
Last Updated: 4:14pm GMT 26/11/2007
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/11/26/ntube126.xml

クラークさんが突然クビになったのには、24日付けのロンドンの地域新聞、イヴニング・スタンダードの記事(に書かれていること)が関係している。

What Emma, outspoken 'Voice of the Underground', really thinks of Tube travellers
24.11.07
http://www.thisislondon.co.uk/news/article-23422910-details/What+Emma,+outspoken+%C2%91Voice+of+the+Underground%C2%92,+really+thinks+of+Tube+travellers/article.do

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ロンドン地下鉄 言語 英語 humour
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2007年11月26日

2010年FIFAワールドカップ予選抽選会と、Arrogant Circus Troupe

BBCのサイトでLive:
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7109776.stm

ほんとは予選抽選会でブログのエントリにするつもりはなかったんだけど、ガーディアンがひどいのでつい。下記画像参照。
http://football.guardian.co.uk/news/matchreport/0,,2216871,00.html

2010draw.png
※むろんこれはEnglandのことです。

最初に抽選があったのがアジア地区で(くじ引き担当はイランのダエイさん)、最初に確定したグループ1が:
Australia, Iraq, Qatar and China

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Football BBCも好きねぇ
posted by nofrills at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月24日

d → r でクロアチアに運をもたらした男?

イングランドの予選敗退が決定したクロアチアとの試合で、試合開始前にクロアチアの国歌を歌ったのは、英国のオペラ歌手、Tony Henryさんだった。力強い美声の持ち主である。
http://www.tonyhenry.co.uk/
http://www.myspace.com/tonyhenryoperasinger

何でも、2003年のFAカップの決勝で歌ったAbide with Meがあまりにすばらしく、このときに連覇を決めたアーセナルのサポさんたちは、この歌手のことを「アーセナルの声」と呼んでいるそうである。ほかにもサッカー・スタジアムでのお仕事がいろいろと多い方だそうだ。

トニー・ヘンリーさんはオペラの歌手だからイタリア語はもちろんラテン語などにも慣れてはおられるだろうし、ほかにもサッカーの試合での歌手としていくつかの言語で歌ってこられたかもしれない。しかし、クロアチア語についてはほとんど経験がなかったのだろう。

クロアチアの国歌、Lijepa Nasa Domovino(わが美しき祖国、という意味だそうだ)は2番まであるのだそうだ。ヘンリーさんは朗々と1番を歌いあげ2番も歌い終えかけた、そのとき、やってしまったらしい。

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音楽 国歌 Football 言語
posted by nofrills at 07:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月23日

アレクサンドル・リトビネンコの死亡から1年

アレクサンドル・リトビネンコの謎の被曝死から、丸1年が経過した。その間、英国とロシアとの二国間関係が緊迫したりいろいろあったが、事件の捜査から起訴というプロセスそのものは、ロンドンの警察が容疑者を特定し、ロシア側に身柄引き渡しを求め、それが拒絶されたところで止まっている。

だから1年が経過したからといって特に進展はないのだが、BBCには次の記事が出ている。

Litvinenko poison 'from Russia'
Last Updated: Friday, 23 November 2007, 12:34 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7108634.stm

見出しになっている「リトビネンコを殺した毒はロシアのもの」というのは、マリナ・リトビネンコら被害者の周辺の人たちが何度も主張してきたことであるが、この記事ではマリナさんの弁護士が、「英国に拠点のある理論物理学者が、あのポロニウム210はロシア国家が管理する工場のものだと結論した」と述べた、ということで記述されている (A UK-based professor of theoretical physics concluded it was highly likely the polonium-210 came from a Russian state-controlled plant, she said.)。

一方、記事では、被害者の周辺の人たちがこの事件を「人権問題」として訴えていこうという動きが報じられている。

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リトビネンコ
posted by nofrills at 23:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月22日

Euro 2008予選結果がアレなので、やけになって英語の勉強でもしませんか。

んぐー、何だこりゃ、「最後の最後で」という、イングランドにおなじみの例のアレか? 英国からはどこも本戦に出ないじゃん。イングランドもスコットランド(<最後の試合は残念すぎ)もウェールズも北アイルランドも。アイルランド共和国もグループ3位で敗退だし。

何となく「勝つだろうな」と思ってたのに。

England 2-3 Croatia
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7103110.stm

元主将様はケガから復帰してメンバーに入っていたし、17日(だっけ?)のイスラエル対ロシアで、イスラエルが最後の最後に得点してロシアを下すという「ミラクル」が起きていたので(ミリバンドも思わずイスラエル政府の人にお礼を言ったとか。中東和平がまた重要な局面にあるときに、外務大臣が)、イングランドはホームのウェンブリーでクロアチアを下すか引き分けるかすればグループ2位で本戦に出場できる、ということになって、「いやぁこれはほんとに『なんだかわからんが奇跡を呼ぶ男、ベッカム様様(さまさま)』になるかも」とちょっと思ったのだが、残念ながら、そういうことにはならなかった。「ミラクル」はほんとの最後の1つ前で起きたが、それだけだった。

やけ酒、やけ寝、やけ出勤、やけ食い、やけ紅葉狩りなどいろいろな選択肢があろうが(これを「選択肢」と言ってよいのだろうか)、「やけ読み&やけ勉強」に、BBCの解説者、フィル・マクナルティの「こらマクラーレン、のんびり傘なんかさしてんじゃねーよ」的な文を。

McClaren must go after shambles
Euro 2008 England
by Phil McNulty - BBC Sport 21 November 2007
http://www.bbc.co.uk/dna/606/A29372556

以下、やや英文解釈っぽい解説つき。

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イングランド Football 英語
posted by nofrills at 19:17 | Comment(5) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月21日

紛失した2枚のディスクと、人口の4割の個人情報

まったくもう、どこの何がどうなってこうなったのか。

英国で、育児手当受給者2500万人分の個人情報(受給者本人・子供・配偶者/パートナーの住所、氏名、性別、生年月日、銀行口座情報、国民健保番号)が入ったディスク(記録メディア)の紛失というとんでもなく大規模な「データ流出」が起きて大騒ぎになっている。

問題のディスクは、先月18日にいつもどおりに役所から役所に送る際に行方がわからなくなった。しかもデータをディスクに焼くのは規程違反であった上に、ディスクの中身の保護はパスワードだけ(データが暗号化されていなかった)。さらには、送る際に書留の扱いがされていなかった(こういうのを送るのは郵送ではなく、役所間の書類などのやり取りのための専用のクーリエ便ではあるが)。今年だけで既に3度、このようなディスクのやり取りが行なわれていたという。

これは個人情報保護法違反で、発送元の役所(HM Revenue and Customs:歳入関税庁)の長官は、発覚後すぐに引責辞任した。ホワイトホールでは信頼のあつい人だったそうだ。

現在もロンドン警察が捜査しているが、ディスクがなぜ消えてしまったのか、ディスクはどこにあるのかなどはわかっていない。ダーリング財務大臣によると、今のところ特に被害の報告はない。だが、第三者が銀行口座に直接アクセスすることは難しいにせよ(PINやら何やらあるので)、その口座番号でクレジットカードや携帯電話を契約するなどのことはできてしまう。紛失した2枚のディスクに入っているデータは、詐欺師にとっては喉から手が出るようなものだろう。それに子供の個人情報は、なるべくなら秘匿しておきたい性質のものだ。

とりあえず何がどうなっているのか、どうすればよいのかについてのまとめ的な記事は:
Q&A: Child benefit records lost
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7103828.stm

to doの一番重要な部分だけを抜粋すると:
・銀行口座に変な動きがないかどうかを確認すること。変な動きがあればすぐに銀行に連絡をすること。
・子供の名前とか生年月日などの安易なパスワードを設定している場合はすぐに変更すること。
・郵便物の紛失、心当たりのない請求などには特に気をつけること(など、常識的な対処)。

HMRCのヘルプラインの番号:0845 302 1444

2500万人分のデータというと、ざっと東京都の人口の2倍、というか英国の人口がだいたい6000万人だから総人口の4割超だ。この規模の大きさたるや、どんぶり勘定しただけでもぞっとする。

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英国 労働党政権 労働党 保守党
posted by nofrills at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月19日

ベルギーの「英国」のイメージって(笑)

無政府状態が絶賛記録更新中で、17日にはついにたまりかねたのか、国王が「政治家の皆さん、お早くお願いします」みたいなメッセージを出したというベルギー王国(連邦制)で、「新しくなったEurostarでロンドンへ」というキャンペーンが行なわれているのだが、そのポスターに英国人の一部がちょっと感情を害しているらしい。

「英国」のイメージとして、今や絶滅してしまった「ボウラーハットにピンストライプの男性」とか、建築物(ウエストミンスター・パレスなど)とか、赤いダブルデッカー・バスとかが使われている限りは、あの人たちは怒らないわけで、何が出てきたんだろうと思ったのだが……うむー、これは「いやだ」と思うと思うよ、私も。

eurostarposter.jpg
※キャッチコピーはLondon is just around the corner. というような意味。

2枚あるのの下の方のは、ハードコアな反EU主義者さんはカチンと来るかもしれないけれども(マギー、メイジャー、ブレアのそっくりさんがユニオン・フラッグの風船を割ろうとしている)、まあ、大多数にとっては笑えるか、笑って流せるものだろう。問題は上のだ。

このブーツにこのジーンズにこのストラップのスキンヘッド、しかも背中にセント・ジョージ・クロスをペインティングしたスキンヘッドが、テーブルの上のお茶のカップにおしっこ。これが「英国」のイメージか?ということでむっとくる気持ちはわかる。第一、このスキンヘッドの服装(ドクター・マーチンに細いジーンズをロールアップ)には「こんな奴はもういないし」とかいう気分になるだろう。(「パーカのフードをかぶったyob/yobbo/chav」はいるけれども。)

右翼で反EUのデイリー・メイル系列であるイヴニング・スタンダードはかなり怒っている。
http://www.thisislondon.co.uk/standard/article-23421498-details/Eurostar%20takes%20the%20pee%20out%20of%20us/article.do
Eurostar has launched a provocative advertising campaign to lure Belgians to London.

The posters poke fun at the English way of life, featuring former prime ministers, football hooligans and the fondness for tea drunk from china mugs.
 

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英国 ステレオタイプ ベルギー EU
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2007年11月17日

スパイマスターの個人サイト

↑見出しは「女王陛下の007」に倣ってみました。

「英国の諜報機関」といえば、007シリーズに出てくるMI6ことSISがダントツで有名だが、そのMI6をはじめ、MI5, GCHQ (Government Communications Headquarters), DIS (the Defence Intelligence Staff) の総監督みたいな立場にあるのが、the Joint Intelligence Committee (JIC) という機関である。

そのJICのトップがこのたび交代するのだが、新たにトップになった人が個人サイトをやってて、住所とか電話番号とか家族の名前とか「私の写真」とかをいろいろ掲載していたからさあ大変。しかも「1972年に初めて見て以来、ずっとファン」だというバンドはグレイトフルデッド……つまり今度のスパイマスターはガチのDeadhead。って、どんなスパイマスターだよ。

New intelligence chief reveals all on website
By Robert Winnett, Deputy Political Editor
Last Updated: 2:37am GMT 16/11/2007
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/11/16/nbreach116.xml

Establishment meets counter-culture as 'Deadhead' Alex Allan is made chief of intelligence
Michael Evans, Defence Editor
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/politics/article2879772.ece

Windsurfing Deadhead becomes chairman of the joint intelligence committee
Louise Radnofsky and agencies
Thursday November 15, 2007
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,2211665,00.html

……英メディア、どこもかしこもノリノリである。特にガーディアンのノリノリっぷりが微笑ましい。

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英国 MI5 MI6 音楽
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2007年11月16日

アフガニスタン、タリバン支配地域のレポート

France24の英語ニュース独占、アフガニスタン、タリバン支配地域のレポート。17分34秒。

Meet the Talibans
http://www.youtube.com/watch?v=H_F29PxYTck


まだ最後まで見ていないのですが、最後まで見たら何か書き足すかも。
→時間がかかりましたが、このレポートの内容を日本語で(@12月26日)。
http://nofrills.seesaa.net/article/74739573.html
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アフガニスタン
posted by nofrills at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月15日

【メモ】アマラのあの「暴行ビデオ」の当事者たちの「処分」

2006年2月、英国の日曜タブロイドthe News of the World(The Sunの日曜)に1本のビデオが持ち込まれた。そのビデオは、2004年初めに、イラク南部アマラで、英軍が「暴動」を「鎮圧」する光景がとらえられたものだった――というか、英軍兵士が、デモ隊に加わっていた少年を基地まで引っ張ってきて、暴行を加えている様子をとらえたものだった。撮影者は、鼻息をぶおー、ぶおーと言わせて、Yes! Yes! と興奮した声を上げていた。詳細は、teanotwarに投稿した過去記事参照:
http://teanotwar.seesaa.net/article/24755163.html
http://teanotwar.seesaa.net/article/24755164.html

このビデオは英国社会に衝撃を与え、元SASの人とかからも非難の声が相次いでいた。

アマラはその後かなりの混乱状態になり(バスラ以上に)、英軍の兵士がかなり死んだり負傷したりしていたと記憶している。2006年10月にはムクタダ・サドルのミリシア(武装組織)がアマラを制圧した。
http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1916342.ece
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1928049,00.html

それっきり、私が巡回している範囲で「アマラ」の名前を見ることがほとんどなくなっていたのだが、12日月曜日に久しぶりにBBCでAmaraの文字列を見た。

Army major cleared over conduct
Last Updated: Monday, 12 November 2007, 14:02 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/lancashire/7090377.stm

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英軍 イラク戦争 暴力の現場
posted by nofrills at 23:39 | TrackBack(0) | todays news from uk

2007年11月14日

Real IRA、活動中(2)

先週木曜日のデリーでの警官銃撃事件について、今週月曜日にReal IRAが犯行声明を出したとの報道に続いて、月曜日にまた警官銃撃事件が発生したとの報道があった。

Policeman injured in gun attack
Last Updated: Monday, 12 November 2007, 22:28 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7091544.stm

今度の銃撃事件はCo TyroneのDungannonという街で発生している。ここは、カトリックとプロテスタントの比率はほぼ6対4でカトリックが多いが、かつて「死の三角地帯」と呼ばれた地域の一角だ(プロテスタント系武装組織とIRAとが激しくやりあっていた)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dungannon

拡大地図を表示

シン・フェイン所属のマーティン・マクギネス自治政府副首相は、「これらの人々は私たちの社会をまた紛争に引き戻そうとしている」と述べ、何か知っている人は警察に届けるようにと訴えた。(シン・フェインはこの1月に党大会で警察への協力を決定している。)

DUPのLord Maurice Morrowは、月曜の夕方にシン・フェインが地域警察協力チーム(District Policing Partnership)のメンバーを指名する予定だったことを指摘し、「非主流派リパブリカン」(シン・フェインの方針を肯定せず、昔ながらの「Britとは全面対決」の路線を堅持し続けるリパブリカン)の犯行との見解を示した。(なお、この指名式は中止になったらしい。)

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テロリズム terrorism Real IRA 北アイルランド

【ネタ】Real IRAについてケータイ小説風に説明する。

近頃巷で流行るもの、汚職プッツン「友人の友人」NOVAテロ特、ケータイ小説・・・というわけで、ケータイ小説コピペ風「ツァラトゥストラかく語りき」がおもしろかったので自分でも衝動的にやってみることにした。あまりに不謹慎すぎるだろうと反省はするかもしれないが、後悔はしない。

だってケータイ小説って「読みやすい」から流行ってるんでしょ? ならその「読みやすさ」を利用して、本格的に活動再開してるらしいReal IRAを説明してみてもよくなくない?

元ネタ:
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51089138.html
http://anond.hatelabo.jp/20071108145725

語彙などで参考にしたもの:
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%b9%a5%a4%a1%bc%a5%c4%a1%ca%be%d0%a1%cb
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%e9%a5%a4%a5%d5%a5%cf%a5%c3%a5%af%28%be%d0%29

【注意】以下は単なる説明文です。実際にこのような人物が存在するということを意味しません。また、「文体」は「読みやすさ」のために採用したものであり、ことの本質とは関係ありません。文中に資料へのリンクを大量にはってありますので、ちゃんと調べたい方は、それらのリンクをできるだけ多く参照してください。

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ネタですってば Real IRA 北アイルランド

2007年11月13日

「北アイルランド」を舞台にゾンビ映画を作ったら……

「北アイルランド」を舞台に、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』調の、ややオフビートなギャング映画(基調はコメディ)を作るとこうなるのか、という映画が、1998年公開のDivorcing Jackだが:
http://www.imdb.com/title/tt0127516/
B00005OOCNディボーシング・ジャック
デヴィッド・シューリス レイチェル・グリフィス ジェイソン・アイザック
アット エンタテインメント 2001-11-02

by G-Tools


「北アイルランド」を舞台に、低予算で、香港アクション映画調のアクションを含めたソンビ映画を作るとこうなるらしい。

Battle Of The Bone 予告編(短いヴァージョン:3分台)
http://www.youtube.com/watch?v=3VGLH0W_-7Q


ストーリーは:

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北アイルランド 映画

Real IRA、活動中。

UDAが活動停止ということで、「紛争」が終わりましたわね的感慨に浸っているまもなく、政治的なコントロールを受けない人たちが健在ぶりをアピールしているという話。

先週、デリー(ロンドンデリー)で43歳の男性が狙撃された。幸いにも命に別状はなかったが、狙撃現場が小学校のそばということで(男性が子供を学校に送り届けたときに狙撃された)何かやーな雰囲気がしたのだが、それだけでなく、狙撃された男性が「非番の警察官」であったこと、カトリックであったこと、「警察は非主流派リパブリカンの犯行とにらんでいる」ことなど、不安要素てんこもりの事件だ。

Officer shot outside city school
Last Updated: Thursday, 8 November 2007, 11:16 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7084552.stm

で、この事件について、Real IRAが犯行声明を出した。

Real IRA admits police shooting
Last Updated: Monday, 12 November 2007, 14:08 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7090950.stm

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北アイルランド Real IRA

2007年11月12日

UDA/UFFの「解隊」宣言の映像、ほか。

2つ前の記事1つ前の記事で言及したBBC記事が、再度、同じURLで上書きされた。といっても、時間の経過にともなって、「〜する予定です」が「〜しました」に変わった程度。(前の版は「ウェブ魚拓」を取ってあるので、前の記事をご参照ください。)

UFF given the order to stand down
Last Updated: Monday, 12 November 2007, 00:22 GMT ← midnight後の更新
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7089310.stm
The Ulster Defence Association formally stood down part of its organisation, the Ulster Freedom Fighters, at midnight.


で、更新された記事では、右側のVIDEO AND AUDIO NEWSのところに映像が加わっている。ベルファストのSandy Rowでのポピー・デイの追悼集会で声明を読み上げるColin Halliday (UPRG) の生映像。音声が反響しちゃってもわんもわんしているのと(ライン録りではない)、背後でヘリコプターの音がかなりうるさいのと、ベルファスト訛りの相乗効果で、ほとんど聞き取れない。(^^;) (→でも大体の内容は各メディアが文字で報じている。1つ前の記事を参照。)

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北アイルランド UDA UVF メディア

2007年11月11日

UDA/UFF、解隊を宣言―― The military war is over and the struggle to maintain the Union is on a new and more complex battlefield.

UDAのステートメントが出た。事前情報で予想されていたより踏み込んだ内容だ。

udastanddown11nov2007.png

1つ前の記事で参照したBBC記事が、やはり同じURLで上書きになった。

UFF being stood down at midnight
Last Updated: Sunday, 11 November 2007, 12:19 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7089310.stm
※現時点のも一応魚拓っておきましょう

The Ulster Defence Association is to stand down part of its organisation, the Ulster Freedom Fighters, from midnight.

It also said UFF weapons were being put beyond use, but stressed that this does not mean they will be decommissioned.

つまり、今日の深夜をもって、UDAの実働部隊であるUFFがすべて解隊となる。また、UFFのすべての武器を使えないようにする。

で、この先がまたいつものわけわかんないところなのだが、「そのことは武器がdecommissionされることを意味しない」。

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UDA 北アイルランド
dontattackiran.gif
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